Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
今回は1を探そう!です。
割り算や逆数を表現するときに
分数という構造を使うことができましたね、
分数は、
自然数や整数と違って一度に2つの数字を扱います。
分母(割る数)と分子(割られる数)には
それぞれ整数が配置され、この2つの数を考えることで
全体の意味が理解できるのです。
この分数の形式の中にはさまざまな1が隠れているのです。
1
1
これもれっきとした1ですね。
1
3
1
3
こんな表現をしてもこれも1です。
9!
362880
実はこれも1なんです。
「Webで数学!びっくりマーク「!」の意味は?」の回で、
びっくりマーク「!」の意味は、
ある数までのすべての自然数を掛け合わせたもので、
9!は9の階乗と読むことをお話ししましたね。
ですから、
9!=1×2×3×4×5×6×7×8×9=362880
となり、
9! 362880
362880 = 362880 =1
1が隠れていました。
割る数と割られる数の割合のことを「比」といいますが、
この場合、違った表現で書かれた数を紐解いてみると、
362880:362880 = 1:1
になっていたわけですね。
そこに表現されている数字が
どんな数字からできているかを知ることで、
約分をするときに役立ちます。
分数の分子・分母に共通する要素を探し出すことで
表記を簡単にできますね。
次回は規約分数について触れてみたいと思います。
