雨
の朝になりました。名刺をお持ちの方は、多いと思いますが、みなさんの名刺は黄金長方形でしょうか?
黄金長方形といっても、黄金でできた長方形ではないんです。
辺の縦と横の長さの比率が黄金比(1:1.618…)になっている長方形のことを
数学用語で黄金長方形と呼びます。
日本で用いられる名刺はこの長方形に近い形状をしていると言われています。
黄金長方形の特徴のひとつに、短辺を一辺とした正方形で分割すると、
残った長方形はまた黄金長方形になるという性質があります。
この循環は永遠に続き、「対数らせん」と一致します。
対数らせんとは、渦巻き星雲・台風・ヒマワリの種の配列・オウムガイや巻貝の成長曲線など、
自然界のさまざまなところで観察されています。
特徴は、その一部を切り取って拡大しても元の曲線と一致するところにあります。
感情的な側面を持たないとされる「数」ですが、
深層心理に関わる感覚や感情に強く訴えるものを持っています。
意外と身近なところで、「数」は役に立ってくれていますね。
身のまわりにある長方形の辺の縦横比を調べてみるのも面白いかも知れません。
また、私たち人間にも、黄金比があるかもしれませんね。
みなさん、夏休みの1日、「数」を楽んではいかがですか。

今日もよい1日をお過ごしください。
