人の話を聞くことを「傾聴」といいます。
相手の話を腰を折らないように、相手の話題を盗まないように、相手の意見を否定しないように聞くことです。
コミュニケーションの基本ですね。
辞書を引くと、
『ただ人の話を聞くのではなく、注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾けること。』
とありました。
お互い「相手への理解を深め、自分自身に対する理解を深めてもらう」ことが目的です。
さて、わたしがトレーニングを始めてから、毎日意識していることに次の3つがあります。
・ゆっくり話すこと

・ゆっくり歩くこと

・ゆっくり食べること

人の話を聞くときは、この「ゆっくり話すこと」を意識します。
そして話すペースやリズムを相手に合わせ、関心を持って訊く、
相手の内面からから話を引き出すように訊くことを心がけます。
テクニックではなく、お互い有意義な時間を共有できるといいですね。
お互いに信頼関係を築いている場合、
話をすすめていくと相手は思いもよらないことを話してきます。
その人の内面というか、いま持っているものがストレートに出てくることがありますね。
子供の場合はその傾向が顕著です。
たとえ5分の話でも、学校であったことや部活での様子などが鮮明にイメージとなって伝わってきます。
反対に初対面の場合や、苦手意識を持っている人との話は、どこかぎこちないところがあります。
会話が途切れがちで、話題が続かない、話すこと自体がストレスになるなどの現象が起こってきます。
これは、自分自身がどこか心を開いて話ができていないということなのでしょう。
心をいつもニュートラルな状態にして、人の話を聞くことで、お互いの理解を深め合う「傾聴」ができるのですね。
今日一日それを意識してみます。
みなさんもよい週末をお過ごしくださいね。
