視察最終日 in 稚内市 | 京都市会議員 清水ゆう子 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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最終日の3日目は、昨日見学させていただ施設の説明や稚内市が取り組む次世代エネルギーパーク構想について、ご説明いただきました。











稚内市には、民間所有も含めてエネルギー施設が9つあります。その中から、太陽光と風力にしぼってお聞きしました。

日本最先端のまちから環境最先端のまちを目指し、世界に発信しよう!と掲げられている稚内市。広大な土地、風や太陽光の活用は、稚内ならではの取り組みです。

冬になると雪に覆われてしまう太陽光パネル。どの角度が一番光を集め、雪の被害を最小限に抑えられるか研究を重ねられ傾斜は30度。
周りにホタテの貝殻を敷くことで乱反射を利用し、12月なんかは設備利用率は2%を下回るにも関わらず、年間平均10%を維持されています。

ただどうしても太陽光は、昼間しか発電できないため、蓄電設備に6億以上かけ、発電量の2割程度を蓄電池の維持に使用しているそうです。

1億5000万円の売電収入があり、維持管理に3000万円ほどかかります。

風力発電は、昨日お話を聞かせていただいた民間事業者さんが設置した57基と市が設置した施設を合わせて74基、7万6355kw。市内の年間電力消費量の85%に当たるそうです。今後も風力発電に力を入れ、100%以上を目指すそうです。

ここで問題になるのは、送電網の強化。今はぜい弱なため、道内に送電もなかなかできない状況。ゆくゆくは、道内だけではなく本州にも送電できるように、送電網の整備を進めていくそうです。

太陽光も風もどこにでもあるものですが、これを電力にできるかどうかは様々な条件がクリアされた場合です。そして、費用対効果ももちろん考えなければなりません。

ただ、各地域で利用できる再生可能エネルギーを模索し実施できれば、日本の電力事情は大きく変わると感じました。