サロン商品がすごく良いのに、売れない秘密内緒で教えちゃいます
この時代売上の不安定さから、継続的な売上になる美容商材を
開発・研究している美容室が増えていると思います。
知り合いの美容師から、このアイデアを一緒に形にしてほしいと言われました。
いろいろとサービスの内容を考えて頂いたんですが、
なんでしょうか・・・
サービスの内容自体、いろいろと浮かんだりして素晴らしいものもあるんですが、
どうもピンとこない。。。
……あー、なるほど っと
原因がわかったので、「この施術のサービスだとつまんないからダメですね」
と、お伝えしました。
ここはかなり髪の状態がマイナスを抱えている方が来るので、
最初はそのマイナスがゼロに向かっていく過程に
ワクワクするんですよ。
「髪の状態が良くなったらこんなこともあんなこともできるようになるぞ…」
という、『幸せな未来』がイメージしやすいですもんね。
上向きの矢印が伸びているような感じです。
ところが、今回美容師が考えたのは、
施術をして髪の状態が良くなった人に対する
「この良い状態を今後も維持していきましょう」
というメンテナンス中心のサービスだったんですよ。
もちろん、コレは超がつくほど大切なことなんですが、
現状維持ということは今まで上向きだった矢印が「横向き」になるんですよね・・・。
つまり、「ゼロをキープするサービス」より、「ゼロからプラスに移行させていくサービス」の方が、
矢印を上向きのまま保つことができるので、
相手の心に刺さりやすくなるということです。
人って誰であれ、『幸せな未来』を獲得するためにお金を払うんですよ。
「この服を着て外を歩いたら、皆から注目されて気分が良いだろうなぁ…」
といった自分にとっての幸せな未来が想像できると買っても良いと思う。
ところが、メンテナンスのような現状維持の商材は、
この想像が難しいのでなかなか売れないんですね。
（今と同じ状態ですから）
人は感情でモノを買うので、「必要かどうか」よりも「ワクワクするかどうか」の方が
重要なこともあります。
商品開発の際は、こういったものさしも大事にするといいと思います。