女性の冷えについて | 清水産婦人科 公式ブログ

清水産婦人科 公式ブログ

滋賀県草津市にお産と不妊治療を専門とする産婦人科クリニックとして2013年9月4日にオープンしました。
クリニック情報発信のブログです。

皆さまこんにちは。

9月に入り朝晩が過ごしやすくなってきましたが

夏の疲れが出やすいこの時期

体調など崩されておられませんか?


 9月のブログは

外来チームが担当させて頂きます音譜


さて、今月は女性ホルモンの敵‼

『冷え』について

お話しさせて頂きたいと思います。




冬・夏を問わず

冷え性で悩んでいる女性は

多いのではないでしょうか。


そもそもどうして女性に冷え性が

多いのでしょうか。


その原因の1つとして

「女性ホルモンの乱れ」があると

いわれています。


●女性ホルモンとは 


女性らしさをつくるホルモン

=卵胞ホルモン(エストロゲン)と

妊娠するのに必要なホルモン=

黄体ホルモン(プロゲステロン)の

2種類があります。


この2種類の女性ホルモンは

脳の視床下部でコントロールされ

女性の卵巣から分泌されます。


そして、この2つのホルモンが

月経の前後に増量したり、減少したり

分泌量が変化することによって

月経や排卵のリズムを整えています。


しかし、女性ホルモンはとても繊細で

ストレスや生活習慣の乱れなど

ちょっとしたことで

ホルモンバランスは崩れてしまいます。


こうした女性ホルモンのバランスが

大きく変化する時期に

冷える女性は多くいます。



●女性ホルモンの乱れが

    冷え性の原因になる理由


なぜ女性ホルモンが乱れると

冷え性になりやすいのでしょうか。


脳の視床下部は女性ホルモンの他に

自律神経の総司令部でもあるため


女性ホルモンのバランスが崩れると

影響されて

自律神経のバランスも崩れるのです。 


自律神経は体温を調節する役割があるため

自律神経が乱れると体温調節ができなくなり

冷え性になると言われています。 


逆に、体の冷えが原因で自律神経が乱れ

その影響で女性ホルモンが乱れてしまう

ということもあります。


このように女性ホルモンと自律神経は

密接な関係にあり

どちらかに乱れが生じると

もう片方にも乱れが生じるので

注意が必要です。


女性ホルモンバランスの乱れは

冷え性だけではなく

「生理が来ない」

「生理が終わらない」

「不正出血」など

生理不順も招きますので

生活習慣などを整えて

女性ホルモンが崩れない生活を

心がけることが大切です。



●冷え対策

体が冷えると冷え性だけではなく

胃腸機能や免疫の低下、足のむくみなど

他にもさまざまな症状が出てきます。


冷えから体を守るためには

寒くなる前からしっかりと

対策をしておく必要があります。



①首やお腹など冷えやすい部分を

    しっかりガード 

内臓が冷えると

体全体が冷えるとも言われています。

内臓を外から温めるということは

難しいのですが

内臓のあるお腹を

冷やさないようにするだけで

体の冷えは緩和されます。 


首も同じです。

首は冷えとは関係ない思う人も

多いと思いますが

首を温めるだけで

体全体がポカポカしてきます。


女性の洋服は胸元が開いているものが多いので

知らない間に首が冷えて

体全体も冷えてしまうという人も

いると思います。

マフラーやストールなど上手く活用し

首元の冷えにも気を付けましょう。


②体の中から飲み物で温めて冷えを緩和

夏に冷たいものを食べたり

飲んだりすると体が冷えたような気がするのは

内臓が冷えて体の熱を奪うからだそうです。


体を温める効果のあるショウガや

シナモンなどのスパイスを使ったものを

取り入れることで胃腸が温まり

体全体も温かくなります。



③末端の冷えはマッサージで解消しよう 

手足の冷えは温めてあげるだけではなく

滞っている血流を改善してあげるのが

1番の冷え解消になるので

お風呂上りなどにしっかりと

足や指先をマッサージしてあげましょう。



④インナーを上手に使って

    体を冷やさないように 

女性は寒い時期でもスカートを履きます。

やっぱりおしゃれはしたいものですよね。

また、上半身もコートを着るからと

薄着の方も多いようです。

そういう場合はヒートテックのような

温感素材のインナーを入れることで

冷えを解消できます。

1枚持っておくと便利です。



⑤1日の最後は浴槽でしっかりと

    体を温める   

夏はもちろん冬でも

シャワーだけで済ませてしまう方も

多いようです。

シャワーだけで体を芯まで温めるには

1時間程度ずっとシャワーを

浴び続けないといけません。  


ちょっと大変かもしれませんが

1日の終わりはゆっくりと浴槽に浸かって

心も体も癒してあげるのが

冷え予防の一歩となります。  


ぬるめの温度で20分ほど

浸かるだけで体の芯まで温まります。


体が温まることで血流も良くなるの

冷えにくい体になります。



 「冷えは女性の敵‼」ということが

お分かりいただけたでしょうか?


冬本番を迎える前のこの時期から

冷えに負けない体づくりをしていきましょう。



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ブログの記事を担当しました

スタッフの自己紹介をさせていただきます。


外来看護師の寺田です。




私は午前診の勤務なので

お会いできない方も多いと思います。

開院当初より

清水産婦人科に関わる全ての人が

沢山の『幸せ』を感じられるように

ということを心に、努めてきました音譜



なかなか上手くいかないことも多く

院長先生やスタッフの仲間に

支えてもらいながら

今日まで何とか…というのが本音ですあせる

 

こんな私ですが

患者さまに少しでも喜んでいただけるよう


安心・ホッとしていただけるよう

寄り添えたらと思っています。


お気軽に何なりとお声をおかけください。ラブラブ





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外来助産師の徳田です。



しっかり者に見える・・・と

思われることが多いのですが

実は外来で1番の天然キャラ・・・と

言われております。


憧れは、井川遥さんラブラブ

キャラはイモトアヤコで頑張っておりますアップ



そんな私ですが

患者様のことに関しては

しっかりと責任をもって

接することを心がけております。


これからも来院してくださる方の気持ちに

寄り添っていきますニコニコ