孫育て | 清水産婦人科 公式ブログ

清水産婦人科 公式ブログ

滋賀県草津市にお産と不妊治療を専門とする産婦人科クリニックとして2013年9月4日にオープンしました。
クリニック情報発信のブログです。

みなさん、こんにちは。


今年は、猛暑と各地で日中の気温が39度を記録した所もありました。


皆さん夏バテされぬよう、体調管理に気をつけてくださいね。



8月のブログは、病棟チームが担当させて頂きます。


お盆で帰省された方、ご家族とお墓参りに行かれた方いらっしゃいますか?


ご先祖さまを大切にするということは大事なことですよね。


いつの時代も、親やお祖父さん、お祖母さんがいて自分がいる。


受け継いできた命があります。





さて、今回は、『孫育て』というテーマでお話したいと思います。


子育てにおいてよく「昔はこうだった、このようにしていた」


といった話をお父さん、お母さんや、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんから言われて


「病院や産婦人科で言われたことと違う」といって


赤ちゃんのお母さんが混乱する、という話をよく聞きます。



また、現在は祖父母世代が子育てをした時代とは


育児環境も育児技術も大きく変わったため


「今の子育ての方法がわからず困った」という声も少なくないと思います。




そこで、孫やその親(息子や娘、その配偶者)と


心地よい関係を築いていくためのヒントにしてもらえたらと思います。




昔は、赤ちゃんが泣いてすぐに抱っこすると


「抱き癖がつくと」言われていましたが


それは、抱いていたら仕事ができなかったから。




最近は、抱かれた子どもほど情緒が安定し


自立も早いと言われています。



赤ちゃんが泣くたびに抱っこすることで



赤ちゃんの心に人間の最初の発達課題と言われる


『基本的信頼感(世界や人や自分自身が信じられる心)』が作られます。




この基本的信頼感を持つ人は



生きることへの安心感があり



人の輪にスムーズに入り


人と関わりあっていけると言われています。




赤ちゃんは、お母さんに抱っこされるのが大好きですが


お母さんではない人に抱かれることで多くの刺激を受け


さまざまな感覚が目覚めていくと言われています。


泣きやまない時の抱っこで親が疲れているときは


お祖父ちゃん、お祖母ちゃんの出番ですキラキラ




抱っこ用の便利グッズもいろいろ出ているので


活用するのもいいかもしれません。




昔は、お風呂上がりの湯ざまし(沸騰させたお湯を冷ましたもの)が常識でしたが



現在はお風呂上がりには、母乳だけで十分です。


昔の粉ミルクは今の粉ミルクよりも劣るもので


タンパク質やミネラルが必要以上に配合されていました。


それを薄める目的で、湯ざましの指導があったのですが




今は、新生児から与えてしまうと、逆に母乳の飲みが悪くなる可能性もあり



また現在の粉ミルクは昔より母乳に近い成分で作られているので


消化も良く湯ざましで薄める必要もないのです。




昔は子供が食べやすいように食べ物を噛み砕いて


与えたりしていたりする光景もありました。


ですが、大人の唾液を通して虫歯(ミュータンス)菌、ピロリ菌といった


保菌者の大人から感染する可能性があります。


産まれたての赤ちゃんは、持っていない菌なので、


自分が使った箸やスプーンで赤ちゃんに食べ物を与えることは避けましょう。





当たり前のことですが、子育ての主役は「親」です。


お祖父ちゃん、お祖母ちゃんの役割は、


一所懸命子育てをしている「親」たちの


「こうしなさい」「それは違う」NG


と言った声かけではなく


「大変だね」「よく頑張っているね」OK



と、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんは


子育ての先輩として賞賛してほしいなと思います。






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今回ブログを担当したスタッフの自己紹介をさせて頂きます。


助産師の国本です。







今年の5月から清水産婦人科で働かせていただいています。


今年の1月に初めて自身の姪っ子を取り上げさせていただきました。


今は、新米の伯母です。そして姪っ子はもうすぐ7か月になりますヒヨコ




今回の記事でも取り上げさせていただいたのですが


母が「息子や義妹に昔は、、」という言い方をしているのを目にしたのが


記事を書いてみよう、と思うきっかけでした。




私は、姪っ子が産まれたことで


孫育ての祖母の気持ちや立場


そして新米パパママの姿を姪っ子の成長を通して


違う視点でまた学ばしてもらえることができ


喜びと感謝の日々を送っています星




仕事上、多くの赤ちゃんやお母さん、お父さん


赤ちゃんのお祖父ちゃん、お祖母ちゃんにもお出会いしてきましたが


いつもご縁だなと感じます。


私は、この仕事を目指したときから


いつもお母さんの味方でいたいなと思ってきました。




そして、赤ちゃんは本当に授かりものだということ。


命の神秘さ、希望に満ちあふれている存在だなあと


日々感じています。




私は、「一期一会」という言葉が好きです。


また、この清水産婦人科で多くの命のつながり


家族の方にお出会い出来ることを楽しみにしています。


そして、今年から始めたテニスと登山で自身の体力作りにも磨きをかけ


お産の際には、お母さんの伴走者となり


サポートできるように頑張りたいと思っていますコスモス





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病棟看護師の里内です。







産休明けで6月より復帰させてもらってます。


3歳と、10カ月の姉妹のママです。


じぃじと、ばぁばにサポートしてもらいながら


絶賛子育て奮闘中ですDASH!




ママ3年目で未熟ではありますが、


自分の経験してきたことをいかしていきたいと思います。




ママのそばに寄り添いながら


ママの思い、共感させて下さい。


ママが安心して入院生活を過ごせるよう


お手伝いをさせて頂きますニコニコ