謹賀新年
院長の清水です。
皆様、あけましておめでとうございます。
清水産婦人科にとって3回目のお正月を迎えました。
昨年もたくさんの患者様にご来院頂きました。スタッフを代表してあらためて御礼申し上げます。今年もご来院していただきます患者様に「清水産婦人科に来て良かった」と言っていただけるよう、さらに精進を重ねてまいる所存です。今後ともご愛顧いただけますようよろしくお願い申し上げます。
昨年は当院の不妊治療で169人の患者様がご懐妊されました。妊娠希望で受診される患者様が治療で妊娠していただけることは患者様にとって一番大切で、目標であるものと思っていますし、私もそれが一番嬉しく思います。ただ、その過程で私が何よりも心がけているのは、医学的に正しく現状を把握し(なぜこのご夫婦は妊娠に至らないのか?)、ご夫婦にわかりやすく説明し、ご夫婦が治療に前向きになられるまで粘り強く寄り添うことです。なぜなら不妊治療を受け入れるには時間がかかることを知っていますし、ご夫婦が説明と治療に納得されることが大切だと考えているからです。不妊治療は受け入れるのも、治療そのものにも時間がかかりますが、その先にある患者様の笑顔とうれし涙を信じて、私が持っている知識と経験を尽くして引き続き精一杯サポートさせていただきたいと思っています。
清水産婦人科では昨年375人の赤ちゃんが元気にお生まれになられました。嬉しいことに当院で2回目のお産をしていただいたリピーターの妊婦様もたくさんおられました。当院がこだわっている、分娩時のケアと授乳ケアにたくさんのよい評価をいただきました。現状に満足することなくさらによりよいケアを目指したいと思います。そして、僭越ながら私たちスタッフ自身が満足する、楽しいと思えるような素敵なお産にいつも立ち会わせて頂いていることに感謝しています。昨年1月からは「にこにこ赤ちゃん検診(2週間検診)」を本格稼働させて、退院後のお母さんの状態と赤ちゃんの成長を継続してサポートしてきました。退院後にご自宅で育児がスムースにすすんでいるか確認させて頂き、患者様の不安を少しでも解消できるように心がけています。4月からは「プレママのための母乳教室」を新たに立ち上げ、分娩後にスムースに授乳が開始できるようにサポートを開始しました。おっぱいの仕組みから母乳の良さ、授乳方法などを学んでいただける人気教室です。同様に4月から妊娠前、分娩後の口腔ケアについて学んでいただける「ファミリーズデンタルスタジオ」を野玉歯科医院さんのご協力でスタートしました。5月からは中山麻衣子先生のベリーペイントが始まりました。中山先生の描かれる絵はとっても優しくほのぼのとした気分になれます。今年もさらにいくつかの教室が稼働予定です。
昨年の1年間は患者様数の増加に伴い新たなスタッフの確保をすすめてまいりました。清水産婦人科の方針「患者様に寄り添うこと」に賛同いただける人材を採用し、全体ミーティングや接遇研修を通してスタッフ同士のベクトルの統一をはかってきました。一方、あたらしく入職いただいたスタッフそれぞれが備えておられた知識や経験を既存のスタッフが吸収するという好循環も生まれ、お互いが刺激しあってさらなる医療サービスの向上につながりました。また、今年は市立長浜病院から当院で分娩を学びたいという助産師さんが出向で研修に来られ、私たちがもっている産科技術を地域に還元できるという大変嬉しい経験もしました。今年も全ての部署でさらなる人材確保をすすめ、よりよい医療の提供に努めてまいります。
清水産婦人科の関係業者様のご支援、お力添えにより、昨年一年間、大過なく過ごすことができました。あらためて深謝いたします。
今年も開院当初の初心を忘れず、患者様に良質な医療サービスを提供し、患者様に寄り添うという基本姿勢でスタッフ一丸となって頑張ってまいります。「清水産婦人科さんはいいなぁ」という声が患者様から、ご家族様から、業者様から、そしてスタッフ自身からあふれ出ることを夢見ています。
今年も何卒よろしくお願いいたします。
2016年新春
清水産婦人科
院長 清水良彦