こんにちは、収入経路構築アドバイザーの清水です。
今回は、全世界株とS&P500について解説をしていきます。
全世界株投資とは何なのか・・・?
何かとS&P500と比較される全世界株式ですが、
違いを聞かれてもよくわからない方がほとんどですよね。
そこで、今回は、全世界株式とS&P500を比較していきたいと思います。
まずは、全世界株式とは何かについて解説していきます。
全世界株式とは言葉の通り、全世界の株式に連動しています。
S&P500はアメリカ経済全体に連動していたのに対して、
全世界株は世界の株式市場と連動しています。
要は、全世界が対象なのか、アメリカだけが対象なのかと言うことです。
これをみていく上で、代表的な指数が3つあります。
■MSCIオールカントリーワールドインデックス
■FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
■MSCIコクサイ・インデックス
この中でも上2つの指数は特に優秀で、
結果を出している指数と言われています。
全世界株には他にも特徴があります。
それは、日本を「含む」と「除く」の2種類があります。
それと、全世界(先進国・新興国)約50カ国に分散投資ができる。
特徴があります。
要は、S&P500はアメリカにある企業500社に投資ができるのに対し、
全世界株は、世界50か国に投資ができるイメージです。
では実際に、全世界株はどのように運用されているのかというと、
ポートフォリオ全体の6割以上がアメリカの株で運用されています。
残った4割ほどで、残った49か国に分散投資をしているということになります。
つまり、現時点で全世界株式はアメリカの構成比率が圧倒的に高いのです。
結論、全世界株とS&P500どちらがいいのか?
今は米国株、S&P500でいいと思っています。
もちろん全世界株が悪いと言う意味ではなくて、
今は、基本的にアメリカが経済を牽引しています。
なので、今はアメリカ経済、つまりS&P500で投資をしておきます。
今後、牽引する国が変わってきたタイミングで改めて
ポートフォリオを組み替えればいいと思います。
何故か・・・
先ほど、全世界株の構成割合について説明しましたが、
全世界株の60%がアメリカ株で構成されていましたよね。
つまり、全世界株に投げてもほとんどがアメリカに投資しているのと同じです。
それだけ今のアメリカが、世界に与える影響力が大きいと言うことです。
また、現在の基軸通貨も「ドル」つまりはアメリカ主導です。
そのドルも世界で60%以上の流通量を誇っているわけです。
要は、それだけアメリカ経済が与えるインパクトが大きいと言うことです。
全世界株も結局はアメリカにほとんど投資をしているので、
S&P500と似たような値動きになります。
今は両方とも、値動きは似た感じで推移しています。
結論、どちらに投資をしようと考えても値動きは変わらないので、
世界を引っ張っているアメリカ、
S&P500に投資をした方が良いと言う結論になります。
ですが、先ほどから言っているように、
ずっとこのままでOKと言う話でもありません。
今まで書いてきたように、今はアメリカが経済を牽引しています。
ですので、我々の資産も今は、一緒に牽引してもらいましょうということです。
今は、世界に分散投資をしてもあまり意味がありません。
なぜなら、他の49か国に投資をしているわけですので、
それだけ値下がり要素が大きくなります。
現在、ロシアがウクライナに戦争を仕掛けていますので、
経済の不安要素が大きいです。
逆も同じことが言えて、
アメリカ経済が伸びてもS&P500ほどリターンも望めません。
なので、今はS&P500を中心に考えていきましょう!
過去、10年で見た時、S&P500は約4.2倍に増えていて、
全世界株は約 2.8倍増えています。
これだけを見ても、今はS&P500に投資しておくのが正解となります。
もちろん、アメリカ経済が一生無敵と言うわけではないので、
今はS&P500で運用、時期を見てポートフォリオを見直す
と言うのがベストだと思います。
再三、言っていますが、何かあったときに調整できるかが大切です。
構成比率が変わってきた、つまり、世界を牽引する国が
アメリカ以外になるかもしれません。
未来は、誰にもわかりません。
なので、今はアメリカを中心にして、牽引する国が変わってきたら、
全世界株に切り替えたり、
その時に調子の良い国に連動した商品に切り替えていく・・・
これができれば全く問題がありません。
今はS&P500でポートフォリを組んでいく、
そして、切り替えが必要なタイミングで、
切り替える商品が良いのか、悪いのかを適切に
判断できるようにしておくことが重要です。
S&P500を既にやっている、これからやっている人も今は問題ありません。
世界経済は日々進んでいますので、適切な時期に適切な投資判断をしっかりと
できるように、日頃からアンテナを貼っておくことが重要になります。
本日は以上になります。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。