下妻を代表する名店『麺や暁』さんが移転。昭和感漂う実力店で、ホタテ香る「ねぎらーめん」
この日は下妻までやって来ました。
昨年、下妻を代表する名店『麺や暁』さんが閉店しました。そして移転オープンしたお店が、こちらの『かつ美』さんです。
宗道駅近くの、以前『かつ美食堂』さんだった古い外観の一軒家です。看板はそのままの『かつ美』としてリニューアルオープンしたようです。
噂によると、店主さんのご実家だそうですよ。
外観は食堂時代そのままですが、内装は綺麗にリフォームされてます。
ノスタルジックな感じに見せてるだけで、清掃も行き届いた綺麗なお店です。ちょっと覗いた厨房もピカピカでした。
メニューは大別すると「らーめん」、「辛いらーめん」、「ねぎらーめん」の3種類。そして「つけ麺」も合わせて4種類。そしてそのそれぞれの「ちゃーしゅー」、「炙りちゃーしゅー」バージョンです。
屋号の変わった『かつ美』さんとしては初訪問です。「ねぎらーめん」を注文しました。
ねぎらーめん ¥900
スープはサラッとした褐色の豚骨魚介。
見た目とは裏腹にライトで飲み易いチューニングです。こういう豚魚ラーメンは久しぶりです。
大きな特徴としては「ねぎらーめん」の油は、ほたて油を使ってるそうです。スープを飲むとホタテの香りがフワリと鼻腔に抜けていきます。
麺は中加水の太麺。モチモチぼくっとした食感で、小麦が香る美味い麺です。
こういう豚骨魚介に良く合いますね。美味しいです。
『暁』時代から国産豚を使ったチャーシューに定評がありました。
チャーシューは豚肩ロースの吊るし焼です。香りが良いですね。ちょっと高いけど、やっぱり炙りの方が良かったかな?
白髪ねぎの上には、帆立のほぐし身が乗ってます。
シャキシャキ食感の白髪ねぎが良いですね。
その他、たっぷりの穂先メンマに、ほうれん草。細かく作り込んでるのが良く解ります。
総じて…
帆立の香りを纏った豚魚醤油ラーメンです。
流石の実力、拘りの豚魚ラーメンです。丁寧な仕込みに、丁寧な調理。素晴らしい仕事だと思います。
メニューの段階ではちょっと高いかなぁとも思いましたが、その分しっかり手をかけて、拘ってます。
店主さん昔に比べて年取ったけど(失礼!)、流石の腕前です。まだまだ頑張って戴きたい名店です。