タミヤ 1/72
ロッキードマーチン
F-35A ライトニングⅡ
製作記① 開封〜仮組み〜工作編
今回から新キットになります。直近の過去2作がカーモデルだったので、戦闘機を作ります。
『タミヤ』のウォーバードコレクション、1/72「ロッキードマーチン F-35A ライトニングⅡ」です。
前作の「インプレッサWRC」が久しぶりの『タミヤ』でした。今更ながら『タミヤ』キットのクオリティの高さを実感したので、『タミヤ』戦闘機の最新キットも作りたくなりました。
ご存知の通り、ウォーバードコレクションの大半は『イタレリ』のキットの輸入販売ですが、この『F35A』は純正『タミヤ』のキットです。
丁度一年前ぐらいの発売と同時に購入。そのまま約一年の熟成(笑)を経て今回手をつけます。8月には新作「F-35B」も発売になります。当然予約済みです(笑)発売前に「F-35A」を作ります。
この1/72の発売前に『タミヤ』は、1/48を発売し大ヒットさせてます。そこで培った技術を、1/72にフィードバックさせてます。
機体は1/48同様に上下分割のモナカです。モナカと言っても具はたっぷり入るんですけどね(笑)
機体表面の繊細なモールドが素晴らしいですね。
パーツ数はそれほど多くは感じませんが、巧みに分割されています。
それでも120点程だそうです。多過ぎず、少な過ぎず、組み易さに配慮した絶妙な塩梅です。
ある意味、1/48の目玉として再現されたウエポンベイは、1/72では残念ながらオミットされてます。
『タミヤ』の技術なら1/72でも再現出来るんでしょうが、組み易さに配慮したんでしょうか?価格の事もあるんでしょうし。実に良い選択だと思います。
ただし、主翼下に大量のミサイルが搭載出来るビーストモードは再現可能です。
デカールは細かいです。既に憂鬱です(笑)
カーモデル同様にマスキングシールに、『タミヤ』の愛情を感じます。
カラーの塗装図に『タミヤ』の気合いを感じます。こんなグレー一色の機体に、カラーの塗装図なんて勿体ない気もしますけどね(笑)
このキットでは米軍機と、航空自衛隊機が作れます。当然、空自の三沢基地仕様を作ります。
先ずはサクッと仮組みしてみました。約1時間でここまで作れます。
ランナーからの切り出しも、ゲート処理もストレスは全くありません。
パーツ同士の合いも完璧過ぎます。
合わせ目なんか全くありません。これってパテいらないでしょ。逆に気持ち悪いぐらいです(笑)
後ろから見ても完璧ですね。主翼の捻り下げもバッチリ再現してあります。
フラップが別パーツになってます。せっかくだから下げてみようかな?(笑)
脚庫の造形も素晴らしいですね。
機体と合わせて、分割方法、取り付け方法等、これまたお見事です。
胴体の分割ライン。機体脇のエッジもお見事です。
まだ接着剤はまだ使っていません。ただ合わせただけなのに、合わせ目が全くありません(笑)
尾翼や主翼の動翼部分は、肉厚のあるところは分割されてます。
ハメ合わせるとピッタリ。綺麗なスジ彫りにしか見えない。ちょっと気持ち悪い(笑)
機体に接着出来るパーツは、どんどん接着していきます。
全てにおいて言える事は、前述通りパーツ同士の合いが良過ぎるので、接着剤をつけ過ぎるとムニュっとハミ出ます(笑)
その後処理の方がめんどくさいはず(笑)
今回は、当然ビーストモードで作ります。
0.8mmのピンバイスで、主翼にパイロン取り付けの穴をジャンジャン開けていきます。
全パーツの切り出しと、パーティングライン等の整形終わりました。
そうは言っても、パーティングラインなんか、殆ど無いんですけどね。今は下地処理を、静かに待ってる状況です。
クロサフで下地を作った後、グレーはクレオスのC333エクストラダークシーグレーを吹きました。それっぽい色になりました。
シートはセミグロスブラックと、タミヤエナメルのラバーブラックで塗り分けてあります。
デカール貼り付けと、細かい部分の塗り分け後、フラットクリアでツヤを調整します。その後、軽くドライブラシをかけて完成です。
機体に仮組みしてみました。良い感じです。
ディスプレイとシートはまだ接着しません。最終的にはパイロットも乗せます。キャノピー開閉状態は、どっちにしようか考え中です。
合わせて、その他全パーツにもセミグロスブラックを吹いておきます。
脚庫や、脚扉はスミ入れまで終わらせてから組み立てます。このモールドの細かさは、スミ入れも快適です。
前方脚庫を組んだ状態です。フラットホワイトを吹いて、ダークグレーでスミ入れしました。
面白いのは、前脚をこの時点で組み込んでいる点。全体がほぼ組み上がった状態で、一部をカットして引き出すようです。
イマイチ意味がわからないけど、なんか凄い事やってますよね(笑)
エアインテークのパーツを接着して、機体上部に組み込みます。インテーク内側は、フラットホワイトを吹いてあります。
主翼のフラップが別パーツになってるので、下げようと思います。駐機状態にします。
合体させるダボが邪魔なので、切り飛ばしました。
また、フラップの根本?の部分が機体と干渉するので、仮組みしながら削りました。
主翼のダボ穴はポリパテで塞ぎました。
こんな感じになりました。
若干隙間が開くので、ポリパテを盛ってすり合わせしておきました。後は強引に接着しちゃいます(笑)
塗装に備えて、コクピットとキャノピーをマスキングしておきます。
キャノピーは付属のマスキングシートを使います。自分で切り出さなきゃいけない手間はありますが、これは便利ですね。
普段だったら、イチからマスキングテープ使ってやってますからね。楽です。念の為にマスキングゾルを上から塗り重ねておきます。
キャノピーの下塗りや、フラップの部分を中心に、セミグロスブラックを再度吹きつけて、下塗りと機体の工作は終了です。
ステルス機ですから、『トップガン』の敵キャラみたいで、もうこれで充分カッコイイですけどね(笑)
そうは言っても、このキット最大のポイントは機体の塗装表現ですからね。準備完了です。
という訳で、次回から塗装に入ります。
どういう表現が良いのか?ウェザリングは?スミ入れは?いつもと勝手が違うので、良くわかりません。
じっくりやっていこうと思います。次回もよろしくお願いします。