山岸マスターのご親戚が営む洋風創作系ラーメンの『大勝軒』
今年2月に、下妻にオープンした『魚介拉麺 大勝軒』さんにようやく初訪問出来ました。
下妻の住宅地にあるお店は、お隣のイタリアンレストラン『ダ・フィオーレ』のオーナーシェフでもある店主さんは、あの『大勝軒』山岸マスターの御親戚だそうです。
どうしてもラーメン屋をやりたくて、出店にあたり東池袋大勝軒の飯野店主に了解を得て、指導を受けたそうです。屋号は『大勝軒』ですが全くの個人店。
イタリアンレストランの隣にあるお店は、民家を改装して作ったようで、玄関を開けて、靴を脱いで、スリッパを履いて、お邪魔します。なんか緊張しますね(笑)
玄関を開けると、山岸マスターのイラストが飾ってあります。
玄関を入って右に厨房、左に行くとオシャレな洋間です。カウンターは無く、テーブル席です。
『大勝軒』という屋号とはかけ離れたレストランスタイルです。このオシャレな空間でラーメンを戴くという訳ですね。
注文はタブレットを使います。
『大勝軒』らしく「つけ麺」が充実してますが、イタリアンっぽい「トマトチーズ」とか、「味噌バジル」なんていう、洋風テイストのメニューもところどころに散見されます。
屋号が『魚介拉麺』という事もあるし、せっかくなので洋風テイストの「キノコとアサリ潮」にしました。
麺量が選べますね。普通で300gってサービス良いですね。
サイドメニューの「悪魔飯」もタブレット注文しました。
厨房は店主さんのワンオペのようです。待ってる間に3組ほどの入店。
お爺ちゃんにタブレットは無理でしょ〜と思ったら、口頭注文も出来るみたいです。
キノコとアサリ潮 ¥940
待つ事15分ぐらいで「キノコのアサリ潮」と、「悪魔飯」の登場です。
スープがたっぷり、麺もたっぷり、具材もたっぷり。なかなかのビジュアルです。サイドメニューまで食べられるかな?(笑)
スープはアサリ出汁の淡麗塩スープです。
アサリの旨味であるコハク酸をたっぷり感じます。アニマルオフだと思いますが、単なるすまし汁に終わらないのは、節や昆布等も使ってるのかな?
そこに被せてくるキノコの旨味が良いですね。キノコも旨味成分強いですからね。
全体はアッサリした塩味だけど、奥深い味わいです。イタリアンの技法で取ったスープ?完成度高いですね。
麺は多加水中細のストレート。オープン当初は、太麺だったみたいだけと細麺に変わったようですね。
塩スープに良く合ってます。麺量はデフォの普通盛りで300gだそうです。細麺で300gはけっこうな量ですね(笑)
たっぷりのアサリは、看板に偽り無しですね。
小ぶりですが、身がしっかりしてるので美味しいです。スープに良い旨味も出るし、差し詰めラーメン版のボンゴレビアンコですね。
特に舞茸が美味しいですね。量もたっぷりです。
黒じゃなくて、白舞茸っていうのが、淡麗塩スープを黒くしないので見栄えの点でも考えられてます。
肉っ気は無いけど、メンマ、半茹で玉子、ナルトが『大勝軒』っぽさを演出してる感じですかね。
悪魔飯 ¥300
サイドメニューの「悪魔飯」は、ニンニク、ニラ、ネギ等の香味野菜を細かく刻んだ醤油ダレに、生卵を落とした丼メニューです。
ピリ辛の醤油味で、生玉子と良く合ってますね。癖になる味で、朝ごはんに食べたいTKGですね。
総じて…
貝出汁とキノコの淡麗塩ラーメンです。
アッサリながらも、洋風テイストで上手くまとめた一杯です。通常のラーメンの技法とは違うスープが良いですね。
スープも、麺も具材もたっぷりで、この辺りも山岸マスターの精神を受け継いでるのかな?
他のメニューも気になります。『大勝軒』屋号だけど、意外に面白い洋風テイストのラーメンを出す良店だと思います。