二年振りに戴いた夏の風物詩「冷やしホワイトつけ蕎麦」
久しぶりに『七福軒』さんに訪問です。
この日のお目当ては、毎年戴いている夏季限定の「冷やしホワイトつけ蕎麦」です。
去年の今頃は、何故か群馬県の高崎に居たので(笑)二年振りの冷やし限定を戴きます。
オープン直後の訪問。カウンターに陣取ります。ちょっとしたら店主さん登場。お久しぶりです。
夏季限定
冷やしホワイトつけ蕎麦 ¥950
冷たい豆腐と豆乳ベースの、粘度高めで超濃厚なつけ汁です。白くドロっとした粘度の高さが印象的。
ベースの鶏の旨味を下支えに、フワリと香る魚介の風味。豆腐と豆乳ですから、大豆からくるコクなんでしょう。
塩味のバランスが良く、濃厚なのに後味もスッキリしてます。そして、表層に漂うトリュフオイルがフワリと香ります。
玉葱微塵切りのシャリシャリ感が、濃厚なつけ汁に良く合います。
ほぼ毎年夏になると戴いてますが、年を重ねる毎にバランス良く美味しくなってる感じがします。冷製の洋風スープとしては主色の完成度です。
麺丼です。冷たく〆た太麺の上には、丼を覆い隠すような大判のロースチャーシューが乗ってます。
麺は冷たく〆た『菅野製麺』製の太ストレート。
先ずは麺だけをそのまま戴くと、歯を押し返すほどのコシの強さと、モッチリした食感が同居した美味い麺です。冷やしならではのしっかりとした食感です。
粘度強めのつけ汁が、ガッツリと麺に絡みます。麺を啜るたびに鼻腔を抜けていく、トリュフの香りが素晴らしいですね。
大判のロースチャーシューは柔らかく、食べ応えも充分。時折くるブラックペッパーが良い感じです。
穂先メンマは柔らか。
必食最低限の具材ですが、物足りなさは全くありません。具材も構成も見事です。
〆のメシ割りです。丼を渡すと一口サイズの白飯が入って戻ってきます。
冷たいスープに、あったかい一口ごはん。クリームリゾットみたいな感じで美味しいです。最後の〆まで、パーフェクトな構成です。
総じて…
夏の風物詩、冷やしホワイトつけ蕎麦です。
やっぱり美味いです。
これから各店、冷やしメニューがドンドン出てきますが、このホワイトつけは唯一無二ですね。しかも、何年も作り込んで来た逸品ですから、完成度もメチャメチャ高いですね。
つけ汁、麺、具材とシンプルな構成ですが、それぞれの完成度の高さと、丼の統一感は見事です。
今年は戴けて良かった。感謝です。