ラーメン屋 かたばみ「貝出汁そば」@ 茨城県那珂市豊喰 | 今日の一日一麺、一日一皿

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あくまでも個人の感想です。好みが違ったらゴメンナサイ。

貝出汁そば

 

 

この日は那珂市にプチ遠征です。

 

那珂ってなかなか来ないエリアです。水戸や、ひたちなかは普通に行くんですが、正直この辺は何も無いですからね。那珂湊の漁港で魚買うぐらいしか用事が無い(笑)

 

昨年オープンしたばかりの『ラーメン屋 かたばみ 』さんに初訪問しました。

 

 

店主さんは、元々ラーメンフリークで、自分でラーメン店を初めたという経歴の持ち主です。

 

貝出汁と煮干しの2枚看板のようです。「油そば」なんていうのもありますが、基本は貝出汁と、煮干しのバリエーションです。

 

メニューを見ると「支援ラーメン」なんていうのがあります。「お子様ラーメン」は100円です。「お子様ラーメン」の100円を続ける為に、少し多く払って貰うのが「支援ラーメン」とあります。100円じゃ無くても良いような気もしますが、店主さんクラウドファウンディング等も行っているようで、いろいろ考えてらっしゃるんでしょうね。

 

初訪問なので、フラッグシップの「貝出汁そば」をお願いしました。

 

 

 

貝類は、アサリをメインで使っているみたいです。

 

定期的に仕入れする種類を変えているようで、この日使っている貝は、アサリとホンノビスだそうです。

 

 

貝出汁そば  ¥980

 

 

注文から10分ほどで「貝出汁そば」の登場。ネーミングから想像される通りのビジュアルです。

 

 

スープは貝のエキスがたっぷりと詰まった、澄みきった濃縮塩清湯。あっさりながらも、貝の旨味は強く、ジンワリと染み入る感じのスープです。

 

動物系は使って無いようで、簡単に言えばお吸い物みたいなスープ。ただし、飲み進める内に貝の旨味を強く感じるようになります。癖になるスープですね。

 

 

麺は『菅野製麺』製の、低加水細ストレート。

 

清湯系の塩にはジャストフィットする麺です。やや硬めの茹で加減で、この手のスープには無難に良く合います。麺量150g無いぐらいかな?サクっと無くなりました(笑)

 

 

チャーシューは低温調理の鶏胸肉です。しっとりして柔らかいですね。

 

 

具材で目を引くのは、大ぶりの蛤が二つ乗ってます。旨味はそれほど感じませんが、らしくて良いですね。

 

そして、バラ海苔と、三つ葉です。この内容だとちょっと高い気もしますが、使ってる素材が高価なんでしょうね。

 

 

総じて…

貝出汁清湯塩ラーメンです。

 

良く纏まった、塩清湯ラーメンだと思います。スープ、具材に至るまで徹底したアニマルオフ。チャーシューも一番シンプルな鶏胸肉ですから、スープに一番影響ありませんからね。このラーメンのコンセプトには良く合ってる構成だと思います。

 

貝出汁と言えば『不如帰』さんなんかが有名ですが、あちらは動物系と合わせる事で、更に貝の強い旨味を引き出しています。幾分アッサリし過ぎのような感じもしますが、これが狙いなら良いんじゃないかな?

 

オープン当初の画像を見ると、全く違う構成でしたから、かなり試行錯誤なさったんでしょう、良く出来た貝出汁スープだと思います。

 

二枚看板の煮干しはどんな感じだろう?試してみたいです。頑張って欲しい期待のお店です。