『懲りずに2回目 「ブータン山の教室』R3 6月 NO.189 | マルシの日々是好日

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日々是好日 日々出くわす出来事への思いを綴ってます。

「ブータン 山の教室」を再び観に行った。

 

 

平日の昼間に堂々と観に行けるとは、無職の醍醐味。ぶー

 

いずれ自室で鑑賞することもできるのだろうけれど、やはり映画館の大画面で作品を堪能したい。

 

そんな気持ちになる映画だった。

 

 

 

予備知識のほとんどない状態で、1回目を観た。

 

 

学級委員長ペムザムを演じる女の子は、とびきり可愛い表情を見せる。

 

「きっと、この子だけはプロの子役なのだろうなあ。可愛らしすぎてちょっと浮いてるかも?」と、疑念をもったワタシは馬鹿でした。ぶー

 

 

 

この映画の登場人物は、ほとんど現地の方々が演じているのだそうな。

 

 

1回目の鑑賞後、パンフを読むと、あら!びっくり!ぶー

 

「可愛いペムザム」も現地の子どもが演じており、名前もペムザム。

 

「両親が離婚し、父親は飲んだくれ、祖母に育てられている」というキャラ設定も、まんま彼女の背景である。

 

いいのか?タラーそこまで演出して・・・・・ リアリズム追求しすぎでは?笑

 

 

しかし、本人が本人を演じているからこそ、あの笑顔、あの涙 すべてが胸を打つ。

 

 

 

 

 

この作品に魅了されるのはなぜだろう? 

 

 

大好きなブータン・美しい風景・出会い・・・・いくつも要素はあるけれど、子供達の学ぶ姿勢もその一つ。

 

 

黒板のない教室の塗り壁に、主人公の教師ウゲンは炭で板書する。

 

「1+1=2」  これを生徒全員が復唱する。

 

あちゃ~タラータラータラー 何とも悲惨な時代錯誤の教え込み授業である。

 

 

 

しかし、そんなしょうもない授業でも、子供達は瞳をきらきらさせて、教師の投げかける言葉を受け止める。

 

「1+1=2」 と、ちびた鉛筆を握りしめて紙に書きとめる。

 

学ぶことが嬉しくてたまらない といった表情だ。

 

なんか泣ける。 じーん

 

 

 

 

これに近い授業風景を昔、インドのダラムサラやシムラで見たことがあった。

 

 

ある学校のチベット難民の子供達は、机も椅子もない教室の地面に座り、授業に参加していた。

 

設備は不十分でも、皆真剣である。

 

 

難民の里親制度で、8年間、支援を続けた少女Jさんからもらった最初の手紙は、アルファベットのなぐり書きだった。

 

毎回もらう手紙で、英語の上達が分かる。

 

8年後、対面した彼女は、英語・ヒンディー語・そして母国語のチベット語を自在に操る15歳に成長していた。

 

 

 

教育は未来を創る   まさにそれだよ。ぶー 

 

 

 

映画 「ブータン 山の教室」・・・・・学ぶことの喜びを実感する子供達の表情に魅了されて、再び映画館へ足を運んだというわけであるなあ。ぶーぶー