まだまだ知らないことだらけ
編集の仕事で最近取材が続いているのだが、
世の中まだまだ知らないことがいっぱいあるなあと感じる。
たとえば、いろんな会社に「経理」とか「総務」とかいう仕事があるけど、
実際何してるのか全然知らない。
営業や販売はなんとなくわかるけど(それも表面的にしか知らないけど)、
いわゆる間接部門と呼ばれる部署の仕事はさっぱりわからん。
そんで、ざっくり知識を得ようと思って
本やらネットの記事やら読んでみるけど、
言葉ではなんとなく理解できてもいまいちピンとこない。
その仕事がなんのためにあるのか、大きな目的はなんなのか、
そういう大局的なことがつかめないまま
実作業としての仕事を知ったところで、
わかったことにはならないということか。
逆もまた然りで、
仕事の意義や意味を書いてくれてる資料もなくはないんだけど、
そういうものを読んで大義名分を知ったところで、
実際にどんなことをしてるのか具体的にわからないと、
仕事の実際は理解できない。
理解を深めるためにはやっぱり
実際にその仕事に携わる人の話を聞いたり、
仕事の一端を見せてもらったりするのがいちばんよい。
だからわれわれ編集者は取材に行くわけです。
そうやっていろんなこと知れるのは楽しい。
これは編集者の醍醐味かも。
知ることで敬意も生まれる。
平たくいうと「みんな偉いなあ」という気持ちになる。
感心してる場合ではなく、原稿を書かなければいけないのだが。