声は写真に写らない、けど
編集の仕事の取材&撮影で某企業にお邪魔してきた。
たいへん協力的に対応してくださり、スムーズに進んでありがたい。
今制作してるシリーズはお仕事紹介本なので、
仕事をしてる場面という想定で撮影させてもらうのだが、
実際に仕事をしているところに撮影に入ったら邪魔になるので、
たいていは、それらしい場面をつくって撮らせてもらう。
すると、みなさん緊張して無言になってしまい、
表情やポーズがぎこちなくなりがちなので、
「声は写真に写らないので、適当にお話していただいて大丈夫ですよー」
などと声をかけることが多い。
話をしながらだと、自然な感じに撮れるというメリットはあるが、
動きが出る分、カメラマンさんはうまく切り取らないといけないので、
デジタルでたくさんの枚数を撮れるからこそのやり方だなあと思う。
話しながら撮られるとき、
仕事っぽいことをしゃべる人もいれば、
全然関係ない雑談をする人もいる。
前者は問題ないのだが、後者の場合、
リラックスムードになりすぎるという難点がある。
話が盛り上がって笑っちゃったりすると、
お仕事してる雰囲気じゃなくなるのでNGカットになるのだ。
カチコチになってしまうよりはずっとよいのだが、
きょうはあまりにもお仕事感が薄い場面があったので、
「ちょっとリラックスしすぎなので、
お仕事してる感を出していただきたいですー!」
というめずらしい声かけをした。笑
声は写真に写らないとはいえ、
何を話してるかによって、人間って、
表情はもちろん、姿勢や身振り手振りなんかも
まったく違ってくるんだなと改めて認識した。
特にオチはない。
このところ取材続きでバタバタ。
このあと、今週決まってるのが1件と、
お盆前までにもう4件、これから調整して撮影に行く予定。
シンガーソングライターと二足の草鞋でがんばる!