メラニンの生成過程 肘やひざの黒ずみの悩みについての回答、その2 | デリケートゾーンのシミの悩みを答えるブログ

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デリケートゾーンのシミは人に相談できず、医者でさえ診察してもらうのは恥ずかしくてできません。だからその悩みに答えて解決していくブログです

角層について


角層は、およそ10~20層からなっていますが、
もちろん体の部位や環境などによって違ってきます。
角層が厚いかかとなどでは、約50層にも達するようです。


角層はレンガ壁のような構造になっていて「死んだ細胞」であり
レンガに例えられる【角層細胞】(角質細胞、角化細胞とも言います)と
その間を埋めるセメントに例えられる【細胞間脂質】があり、
それらが交互に規則正しく重なりあっています。
角層細胞と言うのは、まず基底層で毎日作られる
ケラチノサイト(角化細胞)が、有棘層から顆粒層へ押し出され
角層に達すると核のない死んだ細胞になり、垢として剥がれ落ちます。


肘やひざなどは刺激を受けて角質肥厚になりやすい


肘やひざなどは、通常の日常生活をしているだけで
擦れたり圧迫されたりと刺激を受けやすいところになります。
頬杖をつく、ひざをつくなどは往々にしてやってしまうことですね。
またこの部分は、間接部分になるので当然曲げたり、伸ばしたりします。
このように刺激を受けると、その刺激から肌を守る為、
角質が厚く硬くなり角質肥厚になりやすいのです。


肘やひざなどは皮脂腺が少ない


そしてこれらの部位は皮脂腺が極端に少ないので
汗や皮脂がほとんど出ないので乾燥しやすくなっています。
すると水分をこれ以上失われないようにする為に
角質を厚くするのですが、このことも角質肥厚になりやすい原因でもあります。


ターンオーバーの乱れにより角質肥厚になってしまう


角質肥厚になってしまう原因は、他にもあり、年齢やストレス、
ホルモンバランスの乱れなどにより、
お肌の生まれ変わりであるターンオーバーの乱れからもなってしまうこともあります。


ターンオーバーが乱れ遅くなると古い角質が剥がれ落ちなくなり厚くなってしまいます。
角質が厚くなるとお肌の柔軟性は失われ、潤いや透明感がなくなり、肌が暗く 見えくすんでみえてしまいます。
これが進行してしまえば、黒ずんでしまうことになります。


ターンオーバーの周期は10代では20日、20代では28日、
30代では40日、50代になると75日にもなってしまいます。
年齢とともにシミができやすいのも、これからも納得できますね。


外部からの刺激でメラニンが生成


また外部から肌が刺激を受けると
ケラチノサイトが外部の刺激から皮膚を守ろうとして
メラニンの合成を表皮の基底層にあるメラノサイト(色素細胞)に促し、メラニンが生成されます。
通常メラニンを含んだ角質細胞はターンオーバーによって
基底層から角層まで押し上げられ、垢として剥がれ落ちてしまいます。
ターンオーバーが正常に働いていれば、黒ずみやシミなどにはなりません。


しかしターンオーバーが乱れてしまい遅くなってしまい
外部の刺激により角質が厚くなってしまうと、
メラニンは剥がれ落ちるより留まってしまうので黒ずみとして残ってしまうのです。


黒ずみを防ぐには、刺激を与えないこと


角層が厚くなったり、メラニンが過剰に生成されないよう、
肘、ひざなどに圧迫や摩擦などの刺激を与えないことです。
肘をテーブルについたり、ひざを床についてしまうのは、
普段の生活をしている際、意識しないでやってしまうことです。
お風呂で体を洗う時も、ゴシゴシと洗わず、優しく洗うことに心がけましょう。
ナイロンタオルで洗うなどもってのほかです。
肘やひざに意識してこういった行為をしないよう気を付けることが大切です。
直接肘やひざが当たる部分の衣類は化学繊維のものでなく、自然素材の綿などにしましょう。


黒ずみに悩んでいる方は、肘やひざの黒ずみに気兼ねしないで
いろいろな着こなしをしたいようですが、残念ながら紫外線を浴びると
お肌はメラニンを生成し黒ずみの原因となってしまいます。
だから外出するときは肘やひざを紫外線にさらさないような装いをした方が良いでしょう。
しかもUV加工されていると尚良いでしょう。