安倍首相の「不戦の誓い」「侵略戦争の反省」に触れない式辞に抗議 | 手塚たかひろ日誌

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「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」事務局長手塚たかひろのブログです。市民のひろば「ひこばえ」で生活相談も行っていますので、お気軽にお越しください。

815日 「終戦」記念日 敗戦が正確だと思うが。例年、首相の式辞に入っていた「侵略戦争の反省」「不戦の誓いが」安倍首相の式辞から抜け落ちていたそうだ。これは、うっかりミスではなく、安倍首相の固い意思表示だ。「不戦の誓い」をすることは、彼にとって不都合なのだ。


集団的自衛権の行使を合憲とし、自衛隊の海外での戦闘行為を可能とし、いずれ戦争参加もしたいと考える安倍首相にとって、「不戦の誓い」「侵略戦争の加害責任の反省」など、してはならないことだったのだろう。自分の思いに「正直」ではある。しかし、一国の首相が、危険な軍事力行使につながる見解を隠さないことは、海外から、日本の「平和主義」への疑問符がつけられ、戦後日本が作ってきた信頼関係を崩壊させる。首相の責任を問わなければならない。


 松山市教委が、「はだしのゲン」の閲覧制限をしたとの報道もあった。表現に子供たちにふさわしくない「残虐シーン」があるからとの理由。歴史の歪曲に教育委員会が手を貸してよいのか。戦争ほど残虐なことはない。辛い残虐な歴史でも、事実を直視して子供たちに知らせることが重要だ。

 安倍首相、松山市教委、大阪府、東京都、神奈川県での高校日本史教科書採択への、教育委員会の介入、歴史の真実を伝えせないような動きが各地で起こっている。私たちがしっかりしなければと思う。