健康で文化的な生活の保障は公的責任で | 手塚たかひろ日誌

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「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」事務局長手塚たかひろのブログです。市民のひろば「ひこばえ」で生活相談も行っていますので、お気軽にお越しください。

手塚隆寛の日誌 西宮での集会

 

 急な寒さで、風邪をひき19日はほとんど一日寝込んでいました。

1週間前の11月15日、公的保障を実現する会(阪神)の集会で「健康で文化的な生活の保障は国の責任 必要な人に必要な保障を公的責任で」と題して報告をしました。

 

 そのために、少しデーターを整理しました。すると、現代日本の貧困の現状、特にシングルマザーや単身高齢者において、生活保護基準以下の方の多さに愕然としました。つい先日、政府が初めて貧困率を公表して、7人に1人が貧困水準にあるとことでしたが、ひとり親世帯では54%の世帯が貧困状態とのことです。「先進国」にあるまじき、いや、「先進資本主義だから当然に」と言ったほうが良いのかもしれませんが。あらためて、びっくりです。

 

 国民年金の未納付者の実数が約65%であり、大阪府の国保料未納者28%という数字に見られるように、日本社会保障制度が事実上崩壊し、最も必要としている人を救えていないことを改めて確認しました。

 

 先日、精神疾患を発病したが、国民年金未納時の発病のため、障害年金を受給できない方の親御さんが制度の不備を訴えておられました。


 最低生活を保障する年金は排除を前提とする社会保険でなく、誰にでも税で保障することが必要だと思います。