10月27日の朝日新聞に、「全長248メートル、基準排水量1万9500トン、ヘリコプター14機、人員4000人 トラック50台を運べ、他艦への給油もできる」自衛隊最大のまるで、空母のような自衛艦の建造計画の記事が掲載されました。
記者会見で「専守防衛のはずなのに外洋に出て行くことを想定しているのか」との質問が出たともありました。
「国内外の大規模災害の際の人員や物資輸送、周辺海域の継続的な警戒監視に必要な航空機搭載の護衛艦」との防衛省の回答。
日本近海で給油の必要性があるのか、ヘリコプター14機も必要なのか。そう考えると、明らかに、ソマリア沖、インド洋など海外での展開のための建造です。専守防衛が建前の自衛隊から海外派兵が日常的に行われる自衛隊の変質の象徴です。1181億円の建造費、福祉・医療・教育へ向けてほしいものです。
同日の朝日夕刊の窓欄に「戦車の本当の値段は」との記事が掲載されていました。新型戦車の建造費の設計費や製造ライン費など企業が新規製造にあたって必要とする経費を、08年度から「初度費」として別枠で計上し始めた。防衛省の発表資料では、以前の90式と比べると23%だが、初度費を入れると75%増になるとのこと。見えにくい形で軍事力の増強が行われています。
鳩山民主党政権、軍事費を見直し、防衛予算を削減することに本気で力を取り組んでほしいものです。声をあげましょう。
