10月15日午前10時より、 初田被告の公判を傍聴しました。
今回は平原元警部補への弁護側の反対尋問が中心でした。
弁護側は、平原証人の検察取り調べで証言と前回公判での証言の矛盾を突くこと、前市長や初田被告は談合防止の観点で大林と接触したが、談合事件は平原が主役であることを主張していたように思います。
平原が「分離発注を進言した」との調書での証言に言及しました。平原証人は「分離発注はどうかと聞かれたから、それも考えられる」などと答えたことを進言したと答弁しました。この答弁は、無理がないと思います。
裁判官からの「政敵岡市氏を引退させた後もなぜ関与したかの」質問に「引退したからと言って岡市の力がすべてなくなったわけではない。それ迄に、ブレーンに市議を作っており 力はなくなっていない」との答弁は、市議会の闇の深さを感じさせました。
いつくか、時間的なことや参加者の食い違いの質問もありました。平原証人の記憶間違いなのかどうかわからない点もあります。しかし、事件の流れから、中司 初田の関与についての証言は作られたものでなく、無理がないように思いました。
4時30分からは、大林組の業務担当者の証言でした。建屋建築工事の1回目の不調の時、事前に関係会社、約70社に「応札するか否かを聞きてた」ことなどが証言され、談合が日常的に行われれていたことわかりました。
次回は、10月20日午前10時から大林組の森井元役員の証言です。