無意識との戦いに勝つために必要なことは何だろうその2 | 思考の散歩道

思考の散歩道

毎日いろいろなことを考えています。そんな思考の散歩で感じたことを書いていきます。

前回の記事無意識との戦いに勝つために必要なことは何だろう の続きの前に最近の世の中のゴタゴタから感じたこと。


「集団的自衛権反対」と叫ぶ人たちと賛成と主張する人たちの両方の言い分を読んでいました。実際に反対と叫ぶ人たちと話したこともありました。


これはあくまでも私の人生の体験から得たことなんだけれど・・・・・


人の感情に訴えるような言葉を連呼しているほうが危ないです。最近ではLINEを使って集団的自衛権が出来るようになると「2年間徴兵される」、「そのときに戦争が始まれば戦場に送られる」という文章が中学生たちに回っているそうです。


恐怖の感情で揺さぶってから自分の価値観を植えつける。怖いですね。


踊らせようとする人は必ず感情を煽ります。そして知識の無い人、考えることが苦手な人が踊らされます。


さて、時事の問題はこのくらいにして・・・・


自分の潜在意識での優先順位のチェックのしかたです。


一言で言えば「客観的に自分を見て過剰なところを顕在意識にあげる」なのですが・・・・


客観的に自分を見るのってとても難しいのです。


客観的に自分を見るとは「俯瞰する」「第三者の目で自分を見る」となるわけですが、どうしても自分に対する評価になってしまうのです。


昨年泊りがけで自分の潜在意識の優先順位をみるセミナーに参加しました。その時に自分を客観的に見たことをいくつか書いて講師にお見せしたところ・・・・一言


「これは評価だろ、客観的に見るのとはまったく違うし何の意味も無い。やり直し」と言われてしまいました。



そこからが大変です。iPadで調べたり、他の参加者に聞いてみたりと。


客観的に見るのと他人が自分のことをどう思っているのか、評価しているかは月とすっぽんほど違うのです。


ここから解説。


人は目の前の事実を見て感じます。・・・・・・実はここまでで止めるのが客観的。


次に人は見て、感じたことを自分の価値観に照らし合わせて評価します。・・・ここからは主観的になります。


目の前で起こっている事実とその事実について感じたことはあまり個人差が出ません。その反対に評価は人それぞれになります。


ということで客観的に自分を見るとは・・・・・



自分の行動が他人にどう見えているか。そして評価が入っていない状態でどう感じたかになります。


たとえば、私はAさんのことが好きだったとします。そうすると私は知らず知らずのうちにAさんをチラチラと目で追ってしまいます。


それを見ている第三者のBさんは「わたしが頻繁にAさんを見ている」と認識します。ここまでが客観的に自分を見るです。


次にBさんは頻繁にAさんを見ている私がAさんに気があるのだろうと思います。これが評価です。



で・・・・厳しい一言が講師から発せられました。



「客観的に自分を見るといっているのに評価をしてしまうあなたは、無意識レベルで人の評価をとても気にしているんだ。潜在意識の優先順位の上位に人に良く思われたいが入っているんだよ。つまりあなたは自分の人生を生きないように、ありのままの自分を生きないようにエネルギーの大半を費やしているんだ」と。



顕在意識で人に嫌われても・・・・・なんていっていても潜在意識ではそう思っていない。要するに顕在意識と潜在意識の優先順位が一致していない。つまり願望達成のためのエネルギーの大半がそんなことに使われているということです。


人間の行動のほとんどは無意識に行われています。行動だけが未来を作っていくのだから自分が意識していないところでどう振舞っているかが実は願望達成の大きな鍵となるわけです。



会社勤めしていれば仕事で失敗をしたりして上司から自分の行動の過剰なところを指摘されることがあります(優秀な上司に限る)


自営業などでそれが難しい場合は、それなりの金額を払って自分の過剰なところを指摘してくれる師を見つけることも必要でしょう。


それなりの金額のお金を払う理由は「責任」を発生させるためです。どんなに素晴らしい人でも事業に成功している人でも無料で自分のアドバイスに責任をとることはしないものです。


まかり間違っても「責任」を取らない、なっちゃって成功お助けビジネスには引っかからないように注意したいものです。