出来る人からアドバイスはもらいましょう。 | 思考の散歩道

思考の散歩道

毎日いろいろなことを考えています。そんな思考の散歩で感じたことを書いていきます。

このブログでけっこう偉そうなことや道徳的なことを書いているけれど全て自分はそれが出来ているかと言えばそんなことはありえないわけです。


だからこんなブログを書いている自分のことを「いい人」なんだとか思わないで下さい。人を判断するのに文章や言葉は何の意味もありません。その人の行動のみが判断基準です。


囲碁に「岡目八目」という言葉があります。岡目とは傍で見ている人、つまり当事者でない人のことです。囲碁の対局をしている当事者ではなく傍で見ている人は対局の八目先まで分るという意味です。


他人のことは先のことまで見える。ではその人が当事者になったらどうなるでしょうか、はたして八目先まで読むことが出来るでしょうか。


答えは限りなくNOです。


客観視するとは自分自身を岡目八目で見ることです。


人は自分を客観視することを嫌がります。なぜなら自分が思っている自分と現実の自分のギャップを見るのが嫌だからです。


自分がとった行動が客観的に見て正しいのか誤りだったのか、もっと正確に言えば回避したのか回避しなかったのか。これがわかる人を「出来る人」とわたしは定義します。

出来る人は、実際に行動し逃げなかったという結果があります。その結果の積み重ねが成長でしょう。


本や岡目八目で得た経験でアドバイスすることは誰でも出来ます。もっともらしい言葉を使って話せばいいのだから。


でも、もしあなたが手術をしなければならない時に実際に手術をしたこともない医師に身を任せますか。私は嫌です。


だからアドバイスは「出来る人」からもらいます。そしてその出来る人を見極めるのは、その人が何を言ったか、何を書いたかではなく、マルクスの言葉を引用すれば「その人が何を生産し、如何にして生産したか」だけを見る必要があります。


コーチやカウンセラーは話を聞くだけでその人が何をするかはアドバイスしないから問題ないという人もいますけれど、私が知っている本物は自分自身の体験としての解決策を持っています。



みなさん、直接会わないでその人を見極める時間も作らずにアドバイスをもらうなんて愚かなことはしてないようにしましょう。


知っている人ではなく、出来る人からアドバイスはもらいましょう。