昨夜政治の勉強会から帰宅して本棚の後片付けをしていたら二年ほど前に受けた内観の時に僕が書いた沢山の文章が出てきた。
内観しての母、父そして妹との対話が綴られている。
久しぶりに目を通すと涙が溢れてきた。
人間は両親から遺伝子により身体を受け継ぐ。
そして、家族として一緒に生活していく中で性格や癖や考え方そして生き方を受け継いでいく。
僕は両親からアレルギーという体質を受け継いだ。
この引き継いだ身体のおかげで死ぬほど苦しく辛い目にあいそして幸せの土台を築く大切な時期を闘病に費やしました。
本来ならば親を恨んでも恨み切れない。
実際に当時は母親に対して酷いことを何度も言い母はその度に僕に何度も何度もごめんなさいと謝り泣いた。
今思えば、ほんとうに辛かったのは母なのに子供とは勝手なものです。
そして母もその時に闘病していた。
僕がアレルギー疾患で苦しむ前からリウマチを患い苦しんでいた。
入退院を繰り返しどんどん身体が小さくなっていった。
人工関節を何箇所にも埋め込みいつも痛い痛いと言っていた。
ある時入院先の担当医から母の状態を聞いたときに担当医はこんな事を僕に言いました。
「あなたのお母さんはとても強い人です。本来ならもう自力で歩けなくなってもおかしくない状態なのに毎日諦めず筋トレをやりリハビリも積極的です。なによりも一番重症なのに病室では一番明るく他の患者さんを励ましている。すばらしいお母さんですね。」
僕の病気の症状が山を越て落ち着き始めた時に僕は母に感謝の言葉を言いました。
「強く明るいお母さんの子供だから乗り越えることが出来たありがとう。」
母は僕のその言葉が嬉しかったのか長い間泣いていました。
僕は母から強い精神力を受け継いだ。
三年前に霊能者の加藤先生の個人セッションを受けたときに加藤先生がこんな事を言いました。
「Shimeさんはあちらの世界からこちらの世界に来るときに、実は本体は向こうに有って今も繋がっているんですけれどこんな事を決めて来られているんですよ。」
「マイペースで明るく」
僕はその時にマイペースは分かるけれど、とても今までの人生明るくはなかったと反論すると加藤先生は一言。
「明るかったから乗り越えられたんですよ」
親を選んでくるといいますが、僕は両親からこの身体を受け継ぎ、そして母から強い精神力と明るさを受け継いだことは確かなようです。
内観ではこの後に母と僕のもう一つの課題が表面化します。
まあその話は気が向いたらいずれ。