「文句」と「意見」の違い
テーマ:■ ビジネスパーソン仕事術■あるカフェでの出来事
先日、あるカフェで仕事をしていると、となりに座っていた30代前後の女性二人が話をしていたが、否応無し(いやおうなし)でも耳に入ってきてしまうくらいの声で話をしていました。
話の内容は、私から言わせれば、人の文句ばかり言っていたように聞こえました。
しかし、そのうちの一人の女性が、
「私の意見としては・・・・」
「これは私の意見だけど・・・・」
と話をしていましたが、どう考えても意見ではなく文句でした。
■「文句」とは?「意見」とは?
では、あなたは、「文句」と「意見」の違いを説明できるでしょうか?
辞書によると、この場合の「文句」とは、『不満や不平を表す言葉や表現、何かに対して満足できない状況や、期待に反する結果に対して用いられる』とあります。
「意見」とは、『ある問題に対する主張・考え。心に思うところ』とあります。
■嶋津の思う「文句」と「意見」の違い
私が思う「文句」とは、過去から現在に対して語る不平や不満のこと。
「意見」とは、主に現実化したい未来に対しての自分の主張、だと考えています。
ですから、よく会議なので、「もう少し建設的な意見を述べようよ・・・・」などと言いますが、まさしくこれは「意見」であって「文句」ではありません。
しかし、過去から現在において
「ここがおかしい」
「あれは〇〇さんが悪い」
「あの言い方はないよね」
などは、まったく現実化したい未来に対しての自分の主張ではありません。
これは単なる文句です。
では、これを意見にするのであれば、どうなるのでしょうか?
「ここはこうした方がもっとよくなるよね」
「あれは〇〇さんが今後こうしてくれたらいいよね」
「今後はこう言ってくれるといいよね」
みたいな感じでしょうか。
■部下に対するアドバイス
上司が部下に対して何かアドバイスをするときも、言い方を気を付けないと部下への文句になってしまいます。
常にリーダーたるもの、「文句」ではなく「意見」を言うようにしないと、部下には単なる雑音に聞こえてしまうかもしれません。
最近のリーダーを見ていると、いい加減な言葉を使ってコミュニケーションする人が多いのに驚かされます。
言葉は人を動かす最大の武器にもかかわらずもったいないです。
リーダーになったら、「言葉の精度」を上げる事によって伝達力を高めなければいけません。
言葉の使い方が上手いかどうかは、相手がこちらの意図した行動を取ってくれるかどうかに直結する極めて重要なファクターです。
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