社長が引き際を考えるべき10の兆候 | LEADERS ACADEMY 学長 嶋津良智のブログ

社長が引き際を考えるべき10の兆候

帝国データバンクによると、1990年に社長の平均年齢は54歳でしたが、


2015年には5歳も上がり、59.2歳となったそうです。


後継者不在のなどにより、いつまでもやめられない社長が増えています。


オーナー経営者も、いつ自分が身を引き、後継者を誰にするのかを、


早くから考えることが重要になっています。



20世紀最高の経営者と称賛された


GE(ゼネラル・エレクトリック社)の元CEOジャック・ウェルチ氏が


CEOに必要なものとして、


1)誠実さと情熱


2)ミッション(経営理念)の浸透


3)社内にいる自分より、優れた人間のやる気を引き出す


4)成功したらたっぷり報い、新しい仕事に挑戦させる


5)変化を感じ、先取りするために、常に執務室の外にいて、顧客や社内の人間の声に耳を傾ける


6)後継者育成


と言っていたことがあります。


後継者育成はトップとして非常に重要な仕事の一つだということですよね。



経営トップが自ら意識して周囲を見なければ、


自分の適切な引き際に気づくことは難しいかもしれません。


経営者として優れた実績を積めば積むほど、


周囲はその意見に反対することを怖がるようになります。


その微妙な変化を見逃すと、部下が不満を持つやり方を無理強いしたり、


過去のやり方に固執したりする弊害がでてきます。



私が20年以上愛読している日経トップリーダーに


「こんなことに気づいたら社長は引退を意識した方がいいのではないか」


ということで、


「引き際を考えるべき10の兆候」


という記事が掲載されていました。



・会社の成長を追い求める情熱が薄れたとき


・経営判断を迷うことが多いと感じる


・部下へのグリップが利かなくなった


・自分のやり方にこだわりすぎ、下とぶつかることが増えた


・時代の変化についていけなくなった


・土壇場で頑張り通す体力がなくなった


・事業が成長しており、後継者に任せやすい環境だ


・周囲に「茶坊主」が増えて現場が遠くなった


・社内で縦割りの度合いが強まった


・現場が自分を怖がるようになった



適切な引き際はどこなのか?


早めに時代や自分や周囲の変化を察知し、


自分自身の適切な引き際を考えるきっかけをつかみたいところですね。



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