増える「自分は名ばかり管理職」 | LEADERS ACADEMY 学長 嶋津良智のブログ

増える「自分は名ばかり管理職」

先日、あるアンケートに

【自分は名ばかり管理職だと思う】

と答えた人が50%もいたという、
驚くべき記事が新聞に掲載されていました。



これは、東京地裁が日本マクドナルドに
店長への残業代支払いを命じて以来注目されており、
アンケートに答えた人の約半数の方が

「自分は名ばかり管理職」

だと思っている事実に少し驚きました。



自分は名ばかり管理職だと思う理由として

 ・管理職といえるような待遇ではない
 ・労務管理について経営者と一体的な立場にない

ということが上げられていました。



自由回答欄には

 ・役職にふさわしい権限と責任が与えられていない

といった声が非常に目立ちました。



また、「管理職になって良かったと思うか?」
というアンケートに関しては、

・良かった
・どちらかと言えば良かった

が合わせて60%だった。



これらのアンケート結果より

やる気のある管理職に
十分な活躍の場が与えられていないと感じる方が
多くいることが浮き彫りになったと私は考えます。



この記事の最後に、
こんなコメントが記載されておりました。



この名ばかり管理職が生まれる背景として

  ・残業代を支払わないで、人件費を削減したい。

  ・肩書きを与えることで、モチベーションを高めたい。

  ・一般社員と一緒に働く管理職を増やしたい。

  ・企業が法廷労時間を超えた、長時間労働をさせたい。


という企業側の都合があり、

経営者が残業代を減らしたいのであれば、
生産性を高めて残業代を減らすことに取組むべきであり、

「名ばかり管理職」を増やすだけでは社員の士気は上がらず、
長期的な会社の発展にもつながらない。



この考えには、
私も共感しました。


皆さんの会社に
「名ばかり管理職」を作らないで欲しいです。



【 権限 、収入 、 責任 】

この3つが「名ばかり管理職」を作らないために、
必要な要素です。


是非、皆さんの会社も
【管理職】の位置づけについて見直してみては、
いかがでしょうか。


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