子供の日だったね。
僕の故郷には伝説があった。
お腹に子供を宿したら、
楊貴妃のお墓に参るんだよ。
綺麗な子供が生まれるから。
僕のお袋も信じた。
熱心に参りした。
【綺麗な女の子が生まれます様に】
そして、
僕が、男の子で生まれた。
までは良いが。
小学校の入学式。
6年生の女の子と手を繋いで会場の体育館に行った。
式が終わって、
その女の子は、お友達を連れて僕の所へ来た。
ちょっと、この子の手を持ってん。
冷たっ!!
基礎体温が低いのを知ったのは、10年くらい前の事。
20日検査入院をして、一度も36°cを超えなかった。
10年後話したら町医者は、
計測ミスだよ。
言った。
35、2°cです。
被せる様に看護婦さんが。
お家に座っていたら、
右足は氷の様に冷たくなる。
血行が悪いんだろうね。
難儀無い人生だな。
想った。
ご近所の川にたくさんの鯉のぼりがある。
写真を撮って来るほど熱心ではない。
僕にその時があったら、
お墓参り行く!?
僕の子だ。
大丈夫。
言わなかっただろうな。


