脊髄刺激療法(SCS)1か月目 | 癒着性くも膜炎の記録

癒着性くも膜炎の記録

2015年9月に「脊髄癒着性くも膜炎」と診断されました。
この病気は患者数が少なく、情報もなかなか見つかりません。
同じ病気の方を探しています。

先月(10月27日)に受けた「脊髄刺激療法(SCS)」の電極埋込手術から、今日でちょうど1か月が経ちました。

 

経過説明の際に病院のPCの画面を撮影させてもらったレントゲン写真がこちらです。

 

 

薄くて分かりづらいですが、第11と12胸椎に電極プレートを入れて、右臀部の電池までリード線が繋がっています。プレートは脊髄と脊椎の間にあるスペース(硬膜外腔(こうまくがいくう))に埋められています。

 

スイッチを入れると、トントン、ピリピリという刺激が坐骨神経に添って流れます。この時の強弱や刺激を増減したい場所を選ぶコントローラーは、何と最新型のipot TOUCHです!(普通にipotとして使用可です♪)

 

 

私は「寝る時」「歩く時」「座る時」の3つの体位の時にちょうど良く電気刺激が流れるようにプログラミングしてもらっているのですが、まだプレートが筋肉に馴染んでいないので(馴染むまでには3ヶ月くらいかかるそうです)、今はまだ上を向いて寝た時とものすごくピン!と背筋を伸ばした時でないと刺激を感じることが出来ません。なので、今は「寝る時」モードで1日を過ごしています。

 

刺激の感じは、低周波治療器のパルスと似たような感じです。普通は足の指先まで電気刺激を感じるものなのだそうですが、私の場合は足先の神経に何かしらの異常があるようで、足首までしか感じることが出来ません。ですが、足の指をペンチで潰されるような強烈な痛みは半分くらいになった感じがするので、電気刺激は感じられないけれど効果はあるようです。

 

SCSは痛みには効果があるけれど「しびれ」には効かないと聞いていたのですが、私の場合は太もものしびれにかなり効果がありました!夜中にしびれで1~2時間おきに目が覚めてマッサージをしたり低周波治療器を使ったりしていたのですが、表面だけの刺激ではほとんど効果がなくてとてもつらかったのですが、座骨神経に添って直接流れるSCSの心地よい刺激のおかげでしびれがずいぶん紛らわされました!

 

SCSを使いこなせるようになるまでにはまだまだ機械の調整や勉強が必要ですが、とりあえずひと月経って、今回の手術を受けて良かったと感じています。痛みの緩和についてはまた後日ご報告したいと思います。