「フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス」の作者であり、
英国を代表する詩人のひとりパーシー・ビッシュ・シェリーの妻でもあった
メアリー・シェリーの半生を描いた作品。
エル・ファニング、よかったっす。
フランス革命とナポレオンの時代を経て
産業革命真っ只中の英国。
価値観の大転換が迫られていた時代。
旧来の価値観に異を唱えたウイリアム・ゴドウィンとメアリー・ウルストンクラフトの間に生まれたんだけれど
母はその10日後に亡くなったため母の残した著書を通じてその面影を追ったメアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィンと、
貴族の家に生まれたもののウィリアムの思想に共鳴して旧来の思想を打破し貧民の救済を目指したシェリーの人生が交わる。
出会ったのが、メアリー16歳、シェリー21歳のとき。
200年前とはいえ、若すぎるでしょ。
それゆえ、若気の行ったり来たり、じゃなくて若気の至り、はなはだしく。
褒められないようなことも多々あるけれど、突き動かされて「生きてた」んだね。
とはいえ、シェリーの描き方が、ダメンズすぎるっしょ。
(バイロンはもっと凄かったが)
実際はもうちょっといいとこあったんじゃないかと思うんだけれど、
史実とは異なるところも結構あり、
シェリーがとことんダメなやつになっちゃってるのは、
女性監督の視線の厳しさか。
それにしても「フランケンシュタイン」、
ずっと前から何度トライしても途中で挫折の数々、
いまだ半分も読めておりませぬ(^_^;
あ、「シェリー詩集」は、
もっと読めてないや(^_^;;