奇跡の一枚であった東台湾臨海道路〜台湾から陳画伯のお孫さんである立栢さんが山口県・防府市に!
台湾からのお客様、陳立栢さんが。
台湾228事件で射殺された悲劇の画家、
陳澄波画伯のお孫さんである。
台湾国立博物館で今年12月から来年5月まで、
画伯生誕130年記念で展覧会が開催される。
今回、絵の里帰り契約の為来山。
防府市所有の画伯の絵は、
山口県立美術館に収蔵して頂いているが、
山口県立美術館で、本物の絵を前に契約。
県立美術館エントランスを入り右に。
スロープを上がって、
細長い廊下の突き当たりに、東台湾臨海道路の絵が照明など考慮され掲げられたのが見える。
見事な演出。
感動のおもてなし。
立栢さんの挨拶にも徐々に祖父の絵に近づいていくこころの高鳴りがあらわされて。
契約に先立って、村岡知事表敬訪問。
柳居議長も表敬訪問。
初めて?間近にみる。
立栢さんが、
祖父の絵は祖母が隠して残したもの。228事件の関係で他の人が持っていたものはすべて焼失。
祖母以外で祖父の絵を持っていたのは、防府市所有のこの一点だけだと。
ある意味、奇跡の一枚が東台湾臨海道路、この絵なのだ。
「100年前から、台湾と防府のつながりは決められていた。」のだとも。
確かにそうかもしれないと思う。
偉大な先人たちの仕掛けが、
百年の時を超え、よみがえる。
夕刻から、防府市役所に池田防府市長を表敬訪問されて。
「私は、これから度々防府に来るべきだ。」
と立栢さん、感動のメッセージ。
あらたな時代が着実な一歩を踏み出した。
大きな誤解を乗り越えて、
防府と台湾の新時代がスタート!