まだ「釣りブーム」の影響が残っていたころ、釣り業界に大きなニュースが
ありました。
「2003年、川崎にカンツリ(今で言うエリアトラウトのことです)ができるらしいぞ」
というものです。私はコイとかヘラブナなどのいわゆる「釣り堀」ができるものと
思っていました。ところがです。いろいろな人に話を聞いてみると、
・場所は「川崎市麻生区」
・トラウト、しかもメーター近い!!デカイやつをウジャウジャ放すらしい!
・3時間でたったの1800円!!
・しかも経営はあの「東京電力」!!!!
という鼻血が吹きそうな情報が出てきました。このころ東京電力といえば、株価は
今の3倍以上!というまさに大企業だったのです。そして王禅寺というのは、
私の実家から20分程度でした。
当時、エリアトラウトというのはあくまで「オフシーズンのお遊び」であって、
高価なエリアトラウト用タックルというのは、まだそれほどありませんでした。
私はオープンしてすぐに行くのは…何かカッコ悪いと思っていたので、オープンして
から1か月ぐらいしてから行きました。
何といっても「川崎市」です。私は「どうせ茶色のマッディな釣り堀だろう」と
思っていました。ところがです!行ってみて本当に驚いたのは、
エメラルドグリーンの池で、比較的クリアな水質だったことです!!
浅瀬は底まで見え、サカナが群れをなしています。カケアガリにそって、
90cm!ほどもある赤い「イトウ」や60cmオーバーのニジマスが回遊しています。
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このことは今の王禅寺に行く人には信じてもらえないかもしれませんが、
当時の王禅寺というのは、地下水が汲み放題だったのです。そのため、
クリアーな水質をしており、サカナが良く見えました。
このころはフェザージグを使っていませんでしたので、ダークグリーンの
マイクロスプーンで釣りはじめました。