最上流域まで来ました。

雨で少しニゴリが入り、最高のコンディションです!

良い雰囲気の深みがあったので近づかず、ロングキャストから中層~ボトムを、

フェザージグをフワフワさせながら、自然に流します。

ラインが止まりました!アワせます。

…あれ?動かないよ?

次の瞬間、とんでもなくデカいサカナが、目の前をジャンプしたのでした。

これ、キャッチできないんじゃないの?

 

私にとって、渓流域のサカナの最大サイズは50cmです。

それを基準として、タックルを組んできました。ラインは3ポンド直結です。

しかも、岩だらけの場所なので、そこに頭を突っ込まれたならもう終わりです。

サカナが岩に突っ込もうとする→何とか止めるを繰り返し、ようやくネットイン

しました。

 

うわーー!!デカい!!

60㎝半ば?それ以上?

そして何より驚いたのはこの巨大な尾びれ!!大人の手のひらほどもありました。

良く引くはずです。

弱らせてはいけないので急いでリリースです。

手早く写真を撮り、触らないようにして、浅瀬で頭を上流に向けます。

横を向いた魚体が自立できるようになり、せわしなく動いていたエラの動きが

落ち着いてきました。そして「スッ」と流れの中に戻っていきました。

「放心」そして「後悔」。

こんなサカナそう釣れるものではないのだから、もっと「見栄え」のする写真を

撮れば良かった。

いや、もしそれで殺したりしてしまったなら、今日という一日が台無しになって

しまったことでしょう。手早くリリースできて良かったのです。

そう自分を納得させました。

 

時計を見ると、12:15。もう本当に満足しました!帰ります!

本当に楽しい釣りでした。