2023年7/11 富士五湖の西湖と山中湖漁協が「ブラックバス漁協権の返上」を、

河口湖がブラックバス関連の活動の縮小を表明しました。

 

これは、将来的に、バスの放流を一切やめることを意味しています。

では、その分入漁券は安くなる、あるいは、湖は国のものだから無料になるのでしょうか。

過去にそのようにした漁協はありません。それは「彼らの」生活があるからです。

むしろ、インフレとともに入漁券を上げていくことでしょう。

(漁協が解散して、結果的に無料になった釣り場は多くあります)

 

さて。「関東の」「トラウト好き」の方にお尋ねします。

もし芦ノ湖漁協が、「ニジマスやブラウンは外来魚だからもう放流しません。でも、

釣りに来るんだったら、今までと同じお金を取りますよ」と言われたら納得できるでしょうか。

納得できないのが普通ですし、むしろ怒りの感情とともに「だったらもう行かねえよ!」

なることでしょう。

そして同時に、「芦ノ湖」関連のタックルはもう全く売れなくなってしまうでしょう…

ヤフオクやメルカリで投げ売りされ、タックルベリーで叩き売りされることになります。

 

関東におけるバスフィッシングは近い将来そのようになると思います。

もう釣れない釣りに高いお金を出す人はいないでしょう…

別にバスフィッシングではなくてもアウトドアの楽しみというのは山ほどあるからです。

 

この兆候はすでに見えていて、ヤフオクやメルカリなどの

フリマアプリで「バス 引退」と入力すると、数多く出品されています。

しかも、驚くほどの捨て値で叩き売りされているのです。

これではもうルアーメーカー、ショップの将来は無いでしょう。

 

今回の河口湖、西湖、山中湖の各漁協の発表で呆れてしまったことがあります。

「バスフィッシング」売りにするのを止める。それはもういいです。しかし、そうであるならば、

「代わりに釣り人にとって、このような魅力的なサービスを提供する計画でいます」と

発表すべきなのです。そうしないと現時点で来客の減少を招くことになるからです。

しかし発表したのは「在来魚種の保護」でした。「在来魚種の保護」とは何でしょうか?

ワカサギなんて、産卵時期に黒々と見えるほどいっぱいいます。ヘラブナも群れをなして泳いでいます。

その「在来魚種の保護」は確かに良いことです。しかし、それに具体的な数字も計画も無いのであれば

入漁料(漁協の収入)の大部分を払っているルアーマンは、納得がいかない→もう行かない!と

考えるのが普通でしょう。

 

…もう本当にやる気が無いんだろうな…バスフィッシングの全盛期を知っている私としては、

なんとも複雑な気持ちになります。