第3回目:5時間/25匹+バラシ多数
朝早く到着したこともあり、1番乗りです!。気合を入れて5時間券にしました。
駐車場から見て対岸に入り、いつも入れなかった流れ込みを釣ります。
流れ込みの表層の釣り方ですが、自然河川での釣り場と同じ方法です。
「流れ上流側にキャストし、ロッドを立てて、弧(半円)を描くように引く」です。(フライでは「スイング」と言います)
次々とヒットします!中には、水面直下を引かれるフェザージグに、水しぶきをあげてバイトする
ニジマスもいました。しかし、6匹/35分で、アタリがピタリと止まってしまったのです。
カラーを変えてもアタリ一つありません。
気づいたのですが、サカナが回遊するわけでもなく、絶対数が少ない釣り場では、「やる気のあるサカナ」を
釣り切ったときに、そのポイントは「売り切れ」-釣るサカナがいなくなってしまった状態なのです。
そこで、何気なくフェザージグをブラックに交換し、ほかの場所では反応が少なかった中層を探ってみました。
流れを横切らせるように、アクションを付けながらゆっくりと引いてみたのです。
すると、アタリがあったのです。しかも、次々に釣れます!ブラウンやイワナも釣れました!。
「なぜ流れのあるところだけ、中層でも釣れるのだろう?」
と思い、ふと足元を見ると、答えがわかりました。
流れに寄せられて、かたまりで浮かんでいたのは、ユスリカがボウフラから羽化する際の抜け殻でした。
(フライ用語でシャックと言います)これは遊泳能力がなく、サカナが食べやすいので好物です。
流れ込みは中層も水がかき混ぜられていますから、その中層には幼虫、サナギ(ピューパ)、抜け殻などが
酸素とともに届きます。そのために、食い気のあるサカナがいるということだと考えました。
このように考えてから、エアーレーションの周りも釣ってみますと、同じように中層にもアタリが
ありました。
4時間10分で25匹を釣り、早上がりです。これで攻略は終わりました。
この釣り場の感想ですが、プラグ、スプーンのみでは大変難しい釣り場だと思います。
初心者や家族連れには全く向いていません。しかし難しさを楽しめる人であれば、
これほど面白い釣り場もそうは無いのではないでしょうか。
「サカナの居場所を考えて、正確にキャストし、繊細なアタリをかけていく」
そのような釣りがお好きな方にはおすすめの釣り場です。