最近、朝日新聞の慰安婦捏造記事で批判の急先鋒だった人気ブロガーで経済評論家の池田信夫氏が、ブログで日本と韓国の歴史問題について歴史事実を暴いて韓国の反日と恨みを分析している。

[9月20日]韓国への「感謝と慰労」が必要だ
ここに記述された通り、日韓の「歴史問題」とは、長きに亘る中国支配で中華思想が浸透した朝鮮を序列下位である日本に併合された事実を認めたくない韓国が歴史を捏造したことが出発点となろう。

ただし日本が韓国に歴史事実に基づき誠意として過去の感謝と慰労が必要との意見は反対である。
理由は慰安婦問題における日本の誠意である河野談話とアジア女性基金が失敗したからである。

日本が慰安婦問題を決着させるために誠意を示した謝罪と償い金で事態を収拾できなかったのである。

もし、日本が日韓の歴史問題を決着させるため、韓国に感謝と慰労金という誠意を見せれば、慰安婦問題と同様に禍根を残すことから、次の世代にさらに大きなツケを背負わせることになるのである。

やはり1965年の日韓基本条約で全て清算したことにしなければ謝罪と賠償は終わらないのである。
日韓基本条約の通り、朝鮮人元志願兵も朝鮮人元慰安婦も個人賠償は韓国が実施すべきであろう。

[9月21日]朝鮮人は日本人の同胞だった
ここに記述された通り、戦前の朝鮮は日本の領土であり、朝鮮は日本に属したまま参戦したのである。
ただ、「加害者」か「被害者」かとの判断は当事者によって結果によって異なるので慎むべきだろう。

慰安婦が二等兵の20倍以上の賃金をもらっていた事実、朝鮮人兵士が靖国神社にまつられている事実を韓国の国民が広く認知すれば、慰安婦問題や靖国参拝問題で日本批判が収まるかもしれない。

池田信夫氏は、韓国政府が「抗日戦争」の被害者だったということにしたい歪んだアイデンティティの原因が、日本の植民地支配にあり「鮮人」が差別されていたことにあるとしているが甚だ疑問である。

むしろ、韓国が自力で分離独立できなかった事実、自力で経済発展できなかった事実など強烈な劣等感から民族瓦解しないため、民族結束するため、日本との抗日戦争に勝利と歴史捏造したのだろう。

それにしても、ここでも池田氏は感謝と慰労の言葉が必要であると記述しているが何のためだろうか。

日本が韓国に感謝と慰労の言葉を述べるだけで韓国がこれまでの歴史捏造を清算できるのだろうか。
日本が韓国に感謝と慰労の言葉を述べるだけで韓国がかつて同胞の日本と和解できるのだろうか。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」との言葉通り、日本は慰安婦問題の歴史に学ぶべきだろう。
元産経ソウル支局長と朝日ソウル支局長の経験に学ばず慰安婦問題の歴史に学ぶべきであろう。

全ては日本は韓国と仲良くしなければならないとの強迫観念に縛られているためではないのだろうか。
全ては日本から手を差し伸べなければならないとの強迫観念に縛られているためではないのだろうか。

韓流ブームの当時も嫌韓ブームの現在も、日韓関係の変化で日本の国益を損ねていないのである。

やはり1965年の日韓基本条約で全て清算したことにしなければ謝罪と賠償は終わらないのである。

[9月22日]韓国人は戦争の被害者なの?
ここに記述された通り、日本が韓国と戦争したことはなく、1910年から1945年まで朝鮮半島は日本の領土であり、日本の同化政策に協力して、朝鮮人が志願して日本兵になったことが事実である。

24万2000人の朝鮮人が日本兵になり2万2000人が戦死して靖国神社にまつられたのである。
徴兵や徴用などの強制はなく軍の連行はなく、慰安婦と呼ばれた女性は普通の売春婦だったのである。

池田信夫氏は、ここでも韓国が日本を恨んでいる理由を日本人による朝鮮人への過去の差別として、朝日新聞の慰安婦捏造記事と同様、日韓の歴史問題を日韓の人権問題にすり替えようとしている。

しかし、韓国が日本を恨み続けなければいけない理由は、もし歴史認識で日本統治時代を正しかったとしてしまえば、それまで朝鮮人統治時代の全てを間違っていたと否定しなければならないからである。

つまり、「日本人統治=悪、朝鮮人統治=正義」としなければ韓国の国体が成り立たないからである。

その結果、中華思想で序列下位の日本に韓国が併合された事実、韓国が自主独立でなく米国の承認で独立できた事実、韓国が日本の韓国併合と戦後の経済援助で発展した事実を抹消したのである。

その結果、「日本人=悪、朝鮮人=正義」とした「抗日戦争」とのフィクションを捏造したのである。
韓国の歴代大統領の末路を辿れば韓国は「恨の文化」の根付いた国であるという結論に至るのである。

やはり1965年の日韓基本条約で全て清算したことにしなければ謝罪と賠償は終わらないのである。

[9月22日]朝鮮兵はなぜ靖国神社にまつられているのか
ここに記述された通り、朝鮮人24万人以上が最高50倍の競争率で「日本兵」に志願したのである。

池田信夫氏は、ここでは韓国人の反日意識の背景として、まだネーションとして成熟できない自国を統合するために日帝に「強制」されたと偽造した物語があることを挙げており、これには同意できよう。

しかし、そのトラウマをつくったのは日本の植民地支配であるという結論には全く以って同意しない。

おそらく、池田信夫氏は日本人と韓国人を似た民族であることをベースに理論を立てているのだろう。

日本国内の日本人による在日朝鮮人への差別を引き合いに、日本統治時代の朝鮮人は二級市民、日本人は一級市民という差別が朝鮮人の日本人に対する恨みを生んでいると分析しているのだろう。

しかし、昨今の韓国の国家元首の言動で明確なことは日本人と韓国人は非なる民族ということである。

やはり、朝鮮の長き歴史で育まれた朝鮮文化における思考様式である「恨」の文化が原因なのである。

長く中国に服従してきた歴史、日本に併合された歴史、米国に独立を許可された歴史、これらが朝鮮半島に纏わる歴史の全てであり、抑圧と屈辱の歴史でしかなく、これが「恨」の文化を生んだのである。

つまり日本が朝鮮人を戦争動員した歴史を反省しても朝鮮人の日本人への「恨」を消せないのである。
朝鮮人の日本人への「恨」を根絶するには、日韓の歴史問題を清算した「証」が必要となるのである。

やはり1965年の日韓基本条約で全て清算したことにしなければ謝罪と賠償は終わらないのである。

[9月23日]日韓併合は韓国を救ったのか - 『真実の朝鮮史』
ここに記述された通り、日韓併合は「武力制圧」ではなく普通の条約であり、日本の朝鮮半島への投資は大幅な赤字であり、創氏改名も日本語教育も「強制執行」で無く、日本統治はヨーロッパの植民地支配より緩やかであり、「強制連行」は無く慰安婦問題が存在しないことは、歴史事実なのであろう。

しかし、池田信夫氏による「なぜ韓国はこれほど反日なのだろうか」に対する回答には同意できない。

韓国併合についての評価は賛否があるだろうが、日本による韓国併合が韓国を救ったと考えている日本人も、韓国併合の賞賛で傷つけられたと考えている朝鮮人も、ごくごく少数に過ぎない考え方だろう。

なぜなら、それ以前の問題で、日本では韓国併合の事実を教育せず侵略戦争で植民地支配したと教育しており、韓国も韓国併合の事実を教育せず侵略戦争で植民地支配されたと教育しているからである。

つまり日本も韓国も韓国併合により朝鮮半島がどのように統治されていたのかすら知らないのである。

この時点で、池田信夫氏の分析は朝日新聞の慰安婦捏造報道と同様に抽象論になったのである。

池田信夫氏も、朝日新聞の慰安婦捏造記事を批判した記事と同様に、韓国併合に関しても評価ありきでなく、歴史事実を明らかにしつつ、問題の本質に迫れていればもう少し説得力を持ったかもしれない。

慰安婦問題も韓国併合問題も、一番のネックとは日本も韓国も歴史事実を教育していないことにある。
そして、日韓両国で歴史問題を共有するという永遠に答えの見出せない問題に挑んでいることにある。

日本は韓国と歴史問題を共有することも解決することも不可能であるとの結論を出すべきなのである。

やはり1965年の日韓基本条約で全て清算したことにしなければ謝罪と賠償は終わらないのである。
やはり1965年の日韓基本条約で歴史問題を決着しなければ韓国の反日と恨は終わらないのである。

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