今年は、コロナで帰省できず、お墓参りにも行けないので、近隣のお寺にお参りに

行きました。手を合わせながら脳裏に浮かんだのは、昨年見た生まれ故郷の夕焼けの空

一向一揆で亡くなられた方々が還って行った空でした。

 

一向一揆で亡くなられた方々、この時代を苦しく辛い思いを抱えてを生きた方々は、

やり残したことも、思い残したこともたくさんあっただろうと思います。恐怖を感じ、

生活に苦しみながら、宗教に救いを求めて救われなかったことを思うと辛くなりますが、

どうか天に還ることができますように・・・と、お祈り申し上げました。

 

ここのお寺には、本屋さんが併設されており、帰りに寄りました。

そこで、目に止まったのが、この草場一壽さんの『毎日がいのちのまつり』でした。

 

 

読みやすい文章と、心の奥に響いてくる語り口に、引き込まれるように読みました。

メッセージを力強く明快に伝えながら、根底に流れているものが、どこまでも優しく、

温かいのです。

 

今まで、何度となくマリア先生から、「先祖の代表のあなたが良くなって、幸せだと

思えることが、先祖供養になる」というお話を聞いていました。その下地があったから、

読んですっと心に入ってきたのだと思いますが、このことを再認識ました。

 

正直なところ、お参りに行って手を合わせながら、何をどう思ったらいいのかわからず、

戸惑いました。でも、もしかしたら、命を繋いでもらった自分が、今、生きていることに、
幸せであることに、感謝するだけでもよかったのかもしれません。
 
草場一壽さんのことは、しまさんがブログで「龗カード」を紹介されていたのを見て、
わりと最近、知りました。
 

 

きれいなカードだと思いましたが、今まで、買ってみることは考えませんでした。

私はセッションをする人ではないし、カードの引き方も解釈の仕方もわからないからです。

そして、しまさんが「明日の運勢」を書いて下さるので、私にはそれで十分とも思いました。

 

4年ほど前に、タロットの初級を習いかけましたが、切って並べるだけで混乱して難しく

感じてしまい、以降、カード類に対してはアレルギー気味なのかもしれません。

 

ですが、この度、草場一壽さんの著書を読んで、龗カードもパラパラとめくって

見てみたいと思うようになり、思わず注文してしまいました。届くのが楽しみです。