ワークショップで紹介しているよもぎバームのレシピを公開します
一度作り方を覚えたら簡単に作れるので、みなさんぜひ作ってみてください。
今が作り時!
鍋いっぱい分のよもぎを摘みます。
新芽の綺麗なところを摘んでください。
除草剤や犬猫のオシッコの心配がない所を選ぶのがベターです
さっと水で洗い、土などの汚れを落としてそのまま天日干しするか、
すぐ作る場合はキッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。
鍋に太白ごま油とよもぎを入れ、一番弱火で火をつけます。
弱火にしないと、ただの天ぷらになってしまいます
↑ごま油はやっぱり、これがおすすめ!
無味無臭でスキンケア向き、アレルギー等もなく、保湿や切り傷のケアに向いています。
こだわる方はオリーブオイルやマカダミアナッツオイル等を使ってもOK。
木べらで30分間優しくかき混ぜ続けると、次第にオイルがきれいな緑色になり、
よもぎの良い香りが漂ってきます
こんな感じになってきたら、オイルによもぎの薬効が出てきた証!
ざるを使って、葉とオイルを分けます。
よもぎオイルができました。
よもぎオイルはお風呂上がりのマッサージ等に使えます
肌にスーッと馴染んでいくのがわかる
オイルの状態だと使用期限は3日程度。
バーム作りでは、このオイルに蜜蝋を入れて弱火で溶かしていきます。
↑蜜蝋は何でも良いですが、化粧品グレードの未精製のビーズワックスが望ましいです。
オイル50mlに対して3gの蜜蝋を入れます。
夏場はゆるくなるので、少し多めに入れても
蜜蝋が溶けたら、容器に流し入れていきます。
きれいな緑色 固まったら完成!
どうでしょ?簡単でしょー
ちなみによもぎの葉は乾燥・生どちらでも使えるので、乾燥して保存しておけば、冬場でも作れます。
よもぎの生薬名は艾葉。
止血、鎮痙、食欲増進、消炎、痒みの改善等に古くから用いられてきました。
日本人に最も馴染み深い薬草かもしれません
バームは切り傷、やけど、かゆみ、にきび、日焼け跡、あせも、カサつき等皮膚のケア全般に。
保湿剤として髪にも利用できます。
薬機法上、これに効果があります!とは断言できないのですが、
まぁ色々と…万能です
使ってみればわかる!!
使う際はまずパッチテストを行ってから。
キク科アレルギーの方と、1歳未満のお子さまには蜜蝋の安全性が確認されていないので、
使用できません。そこだけご注意を⚠
ほぼ同じ作り方で、びわの葉でもバームが作れます
びわは常緑樹なので年中作れるのが魅力的
葉の裏の毛をたわしでゴシゴシ落としてから使うので、その作業が大変ですが…
キッチンばさみで葉を細かくして鍋に入れ、
あとはよもぎと同じようにオイルを作り、
蜜蝋を入れて溶かすだけ!
びわは抗炎症、鎮咳、抗菌作用があるといわれています。
びわの葉を煎じた汁を皮膚炎や切り傷等の患部にあて、かゆみや腫れを抑えるびわの葉治療の文化は現代でも残っています