かつての鉄路、片上鉄道に訪れて | 鐵道写真・模型館

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6月の某日、以前から気になっていた岡山にある廃線跡片上鉄道の吉ケ原駅に来ることができた。
気動車やディーゼル機関車の動態保存を行っている場所でもあり、展示運転の日は多くの人で賑わっている場所でもあるが、コロナ禍や物価の上昇で厳しい現状に立たされている。今回は、片上鉄道について紹介していこう。
片上鉄道(かたかみてつどう)は、かつて岡山県備前市の片上駅から久米郡柵原町(現美咲町)の柵原駅までを結んでいた同和鉱業(現:DOWAホールディングス)の鉄道路線である。1991年6月30日まで営業を行っていた。主に、硫化鉄鉱を運ぶ路線でもありまだ、自動車を気軽に買えない時代でもあったため、地域住民の足として走っていたが、時代は鉄道からトラックやマイカーに変わってしまい運転最終日には多くの人に見守られながらその役目を終えたのだ。
現在は、廃線跡の一部がサイクルロードになっており
地域活性化や廃線跡を巡る鉄道ファンが訪れる場所になっている。
吉ケ原駅に保存してある車輛は、動態保存されており
かつての展示運転には動いている姿を見ようと沢山の鉄道ファンが訪れていたが、コロナ禍の影響により今現在も展示運転が休止されている。

床下は、比較的保持はされているが所々に錆が出現している。
エンジンやエアーコンプレッサーから、オイルの匂いがしているため、恐らく定期的なメンテナンスを行っているのであろう。




山に囲まれた秘境の廃線跡片上鉄道、皆さんも是非見に行ってみてはいかがだろうか?