今朝のテレビで出てましたが、ゲノム編集ってご存知ですか?
驚きましたね。
人間の技術はどこまで進むのでしょうか?
遺伝子を操作して、生物の進化を制御している例が出ていました。
①石油を体内に生成する藻の研究・・中央大学
DNAを操作して、体内にタンパク質を生成する部分を
抑えると、体内に生成している石油部分の量が、1.5倍
になったという。
②養殖タイの改良の研究・・・京都大学と近畿大学
養殖タイのDNAを制御して、肉質が多い鯛を作っている。
③肉質の多い牛の改良の研究・・・アメリカ?
DNAを制御して、受精卵にもどすことで、肉質が多い牛を
開発している。
何でもDNAの中の一部を削除して、そこに新たにDNAの一部を
入れ込むのだといいます。
どんな技術なのか検索してみると・・
ゲノム編集(Genome Editing)とは、
CRISPR/CasシステムやTranscription Activator-Like
Effector Nucleases(TALEN)等の技術により
遺伝子特異的な破壊やレポーター遺伝子のノックイン等
を行う新しい遺伝子改変技術です。
CRISPR/Cas9システムは、
ゲノム編集の最新ツールで従来技術と比較して
迅速かつ簡便で、注目を集めています。
特異的なゲノムの破壊や置換を可能にするフレキシブル
かつシンプルなシステムで、高い特異性と低毒性という
特長を持ちます。
CRISPR/Cas9ゲノム編集システムでは、
Cas9タンパク質(DNA切断酵素)と、
ヒトU6ポリメラーゼIIIプロモーターで発現された
ガイドRNAベクターを共発現させ、
特定の標的DNA配列を切断します。
3'末端にプロトスペーサー近接モチーフ
(PAM - 配列NGG)が存在すると、
Cas9がDNA二本鎖を解離させ、
ガイドRNAによってターゲット配列を認識して
両方の鎖を切断します。
Transcription Activator-Like(TAL)エフェクターは、
酵素(TALEN)、転写因子(TALE-TF)及び
その他の機能性ドメインとの標的配列特異的な融合により、
位置特異的な遺伝子編集ツールを作成するために
利用されています。
これらの融合タンパク質は染色体の標的配列を
特異的に認識・結合し、ノックアウト、
ノックイン(ドナープラスミドを含む)、改変、活性化、
抑制等の遺伝子編集(gene-editing)を実現します。
3 塩基を認識するジンクフィンガー(ZFNs)と異なり、
TALエフェクタードメインは1塩基を認識するため
どのような配列であっても標的とすることが可能です。
さっぱりわかりませんね。(笑)
マンガで学ぶゲノム編集 | Life Technologies
これを見たほうが分かり易いかも。
それにしても生命倫理の議論がきちんとなされないと、
生物の生成を自由に制御できるということになれば、
いずれ人間にも応用されそうで、恐ろしい気がします。
人間が神の領域に手を出して良いものでしょうか?
何となくこんな印象を持ちましたが、如何でしょうか?
完