東北の復興で400kmもの防潮堤が作られている話は前に書きました。
我々高知県民もこの東北の問題を他人ごとではないと感じているのです。
しかし、近い将来、南海トラフ地震・津波が発生して、甚大な災害になったとしても、人口の少ない四国の沿岸に、巨大防潮堤を造る話は、絶対に無いだろうと直感的に感じています。(笑)
巨大防潮堤を造る?造らない?
人類として、日本人として、この狭い列島にて生活し続けていくとすれば、こうした巨大地震・津波などの自然災害に対して、どう向き合うのか・・・その覚悟が問われている訳ですよね。
その対応策として幾つかの選択肢の1つが巨大防潮堤なのかもしれません。
一方で、防潮堤が出来たら漁業が出来なくなる、
生きていけなくなる・・
と云う判断で、防潮堤の建設を辞退して、
漁業と向き合うことを決めた地域もあるのです。
どの対応策を採用するのか、答えを決めかねている所もあるようですし、
早く復興を・・と云う訳で防潮堤の建設が始まっているところもあると云います。
私が言いたいことは、3.11大震災から3年、
つまり大災害からは若干時間があると思うので、
住民と行政がもっと多面的に意見を交わして納得のいく解を求める
というプロセスが大事なのではないでしょうか?
巨大防潮堤には次のような問題提起もあるようなのです。
いずれも重要な視点ですね。
日本はいくら災害が多い国とはいえ、頻繁に大災害が起きている訳ではないので、あるべき解を求める仕組みが無いのではないだろうか?
財政の問題もありますよね。
英知を傾けて、よりよい解決をお願いしたいものです。
完





