今朝の新聞によると、中土佐町では、東日本大震災の岩手県大槌町の教訓を学ぶ「防災・減災講演会」を開催して,250人の町民が参加したと出ていました。
講師に大槌町の平野公三・総務部長が招かれて、被災時の行政側の苦悩と心の支えの重要性を訴えたと云います。
●岩手県大槌町は?
●中土佐町は・・・。
中土佐町は大槌町と、湾の奥に広がった町としてよく似ていますね。
●大槌町は大震災では・・
人口・・16000人のうち1284人が犠牲になった。
町の職員も3分の1に近い40名が亡くなった。
講演内容の要約
★避難所が36か所、町の職員を配置できたのは6か所のみだった。
★十分な対応が出来ず、住民の避難を受けて自責感にさいなまれた。
★心の病を患った職員も多く、自殺を図った職員も出た。
★遺族への対応で心を痛められた。
★復興の難しさにご苦労されている・・と。
中土佐町の庁舎が津波浸水地域にあるのを見て、「津波が来たら大変なことに・・」と指摘されたと云う。
生々しいお話であったようで、経験者のお話は説得力があります。
とにかく南海トラフ地震・津波を想定されている地域の住民は、東日本の被災地を訪問するか、体験者のお話をよく聞いておくことが重要ですね。
機会を作ってぜひ被災地へ行ってみたいと考えています。
完



