くろしおレジデンス2013 について | 南海トラフ地震・津波よ、来るな!

南海トラフ地震・津波よ、来るな!

南海トラフ地震と津波災害の予測がされている高知県から自分の身を守る、家族の身を守る、周囲の人を守る防災を考えていきます。
そして国際交流が多様化する中、文明と文明の出会い部分に注目して、日本人がどうすれば良いのか、について考えていきます。

今、東海、東南海の地震津波震災がかなりの確率で想定されている。私の住む高知県をはじめ、太平洋岸に面する府県は戦々恐々の有様である。1000年に1度の地震災害が東北を襲った記憶が余りに生々しい故に、防災の対策に余念がない昨今である。

昨年11月3日、高知県の西部に位置するくろしお町は、大西町長の音頭で、古屋防災大臣、尾崎知事そして地元の大西町長を先頭に、「くろしおレジデンス2013」が開催された。

この企画は大西町長が自ら古屋大臣に働きかけて決まったと聞いた。とにかくくろしお町には34mの津波が押し寄せてくると想定されている。そうした中でこのイベントが始まった。

最初に古屋大臣から国として東南海地震に対してどう取り組んでいるのか、具体的な説明があった。
次いで尾崎知事から高知県としての防災対策の取り組み方の説明があった。
最後に大西町長から地元の自治体の首長として、「くろしお町は絶対に1名も犠牲者を出さない」というテーマで取り組んでいるという具体的な説明があった。

町内を細かく地区に、班に区分けして、それぞれ消防隊員を張り付けて、絶対に1名の犠牲者もださないためにはどうすべきか・・・と云うテーマで役割分担を決め、どのような手段で避難するのかについて議論し、訓練をしている現在の取り組みについて熱弁をふるった。

そしてくろしお町は宮城県気仙沼市の元防災課長を顧問として招聘しているというから素晴らしいことだと思う。くろしお町の奮闘に敬意を表します。
正に「備えあれば憂いなし」である。写真は当日のスナップ。