炭素循環農法Phase.5“高知で実践交流会” | 四万十情熱ジンジャーマン

四万十情熱ジンジャーマン

四万十で無農薬生姜と季節の野菜を栽培しています。
農法とあるけど農法でない?“炭素循環農法”取り組み中。
野菜のこと、四万十のことなど、楽しくお伝えできたらいいな
と思っています。

衝撃の11/14から4日後…

今度はりょうすけさんを高知に迎えての
たんじゅん農法実践交流会!!

実際にお会いするのはこの日が初めてでしたが
明るくて気さくな方です。
そして、話がハンパなく面白い!

動画を観ていたこともあり、
すごく納得しながら聴くことができました。

まず、気になっていたのは
「トレンチャー」!



チェーンソーのような刃で土を掻き揚げながら
溝を掘りこんでいきます。
これで幅15cm、深さ120cmの溝が掘れます。

掘った溝の中には、まず稲ワラの束を30cmほど敷き詰め、
その上に木質チップ(剪定クズなど)を詰め込んで、
ギュウギュウに押し込んでいきます

 

一本を掘り終えたら、2m幅で次の溝を掘って、
同じように詰め物をしていきます。

掘りあげた土をならしたら、
2本の溝に挟まれたウネが1本できあがり♪

ウネ作りはここまで。
簡単と言えば簡単にできちゃいます。

イメージとしては、
高さ120cmの超高ウネを作って、
全層に酸素が供給されると同時に、
水が溜まらず抜けるようにする。

そこに詰め込まれた稲ワラや木質チップをエサに、
微生物が大量に繁殖してくる。

酸素が届きにくい下層では稲ワラが嫌気発酵して
乳酸菌から光合成細菌が働きはじめ、
上層では糸状菌が菌糸を伸ばしていく。


中層ではお互いに生かし生かされている多種多様な
微生物が爆発的に繁殖していき、
大量の酸素を消費して、
大量の二酸化炭素を吐き出す。

生態系の循環が回り始めたら
ウネの下の何も入っていないところまで
微生物たちの活動が広がって行き
野菜の生育にも必要な窒素などが
供給できるようになる。
といった感じでしょうか。
(あくまで想像です。これから確かめます^^;)

 

この日はウネ作りまでの作業でしたが、
この後、
ウネの上にしいたけやしめじの廃菌床などの
炭素資材を混ぜたりして、
上層では好気性微生物、
とりわけ糸状菌がまず活発に働ける環境を
整えていくことからスタートするようでした。

これで野菜が育つようになるって
スッゴイですよね!!


深い溝を掘るのはちょっと大変ですが、

手作業でもできないことはありません。

使う資材もこれでないといけない、ことはない。

畑があれば、未経験でも気軽に始めることが出来ます。

このブログをごらんになっている方で、もし
「家庭菜園で始めてみたい!」とか
「農家やけど、それ面白そうやな。」とか
興味を持たれた方がいらっしゃったら
どうぞお気軽にお問い合わせください。

あっ、ただし、
たんじゅん農法に先生はいません。

あくまで自然基準で、
「畑に教わる」のが基本です♪

まだやってないのに言うてもたっ♪