「いいと思う」
がきっかけのケンカ。
実はその後の言葉にキレたらしい。
「電話して見れば?」
他人事に聞こえる。でもそんなつもりはない。
セカンドオピニオンを受けるには、まず今かかっている医師、つまり主治医にその希望を伝える。もちろん単にセカンドオピニオンを受けたいと言うだけではダメで、どうしてかも併せてきちんと伝える必要がある。
つまりは本人がどう言う心配があるから、どう言う点をしっかり聞きたいかを主治医に伝えてから主治医もそれに相応しい先を紹介してくれると言うものらしい。
勝手にどっかの病院に行って話を聞くと言うものではない。セカンドオピニオンを受ける為には今かかっている病院からこれまでの診断結果を全て送ってもらわなければいけない。申し送りも必要。
妻からのセカンドオピニオンついての説明から当然本人が希望して聞くものと理解した。
妻が調べたセカンドオピニオンの手続きでは、セカンドオピニオン受け付けている病院も限られている上に当然予約が必要。
ステージ4ガン患者であろうと関係なく手続きが必要。主治医の紹介とこれまでの検査結果が必要。
何から手をつけていいかわからない様だったので、
「主治医にお願いするのが最初じゃない?」と言うと、
「主治医は院長。医者はともかくプライドが高い。だからセカンドオピニオンの希望を伝える事で気分を害したくない」と言う。
「でも不安なんでしょ?」
2人ともICの時の院長の振る舞いが頭にある。
明らかにCT診断結果に目を通してなかった。
「ありえない」
2人ともそう感じている。だからセカンドオピニオン受けたい。
「だったら先生に言うしかないじゃない」
それでも、手術予定日までに、セカンドオピニオンの予約が取れないかも知れないと言い出す。
「じゃあ、まずセカンドオピニオンを受け付けている先の病院に空きを確認すればいいじゃない」
不安はわかる。何とか不安を無くしてあげたい。その為にはセカンドオピニオンがいい。そう結論付けたんだからそうするしか無い。
このやり取りの「電話して空きを確認すればいいじゃない」に妻は引っかかった。
「電話してくれないの? 私にしろって事? ガンで苦しんでるのに!」
これ以上は普通の夫婦ゲンカなので書かないけども。妻も不安の持って行き場がなくて何かに当たりたかったはずだし、自分の言葉も足りてない。
予約だけなら「俺が電話するわ」でよかったはず。
その後、妻から電話があった。
「主治医に予約入れた。セカンドオピニオンの希望を伝える」
「そっか。わかった。遠慮せずに聞こうね」
セカンドオピニオン。
心配があればやったほうがいい。躊躇せず主治医に相談すべきだと思う。その時に主治医がどんな態度をとるかも含めて見たほうがいい。