こんにちは

たまには乳がんの事、書けよ‼️と言う声が聞こえそうなので・・・


新しく使えるようになったこのお薬、AKT阻害剤と言う新しいメカニズムを持ちます

以前もお話ししましたが、ホルモン陽性HER2陰性乳がんに最も関連強いシグナルであるPI3シグナルを抑制する事で、がんを退治します


なので、このシグナルを構成する分子であるPIK3CAや AKT. PTENなどが活性化される変異を持っている再発乳がんのみが対象になります

この記事によると検査を受けた人の半分、論文では4割くらいに変異がありました

全員ではないんですね🥲


論文では変異がない人にもほぼ同じか少し低い割合で効果がありましたが、今回は適応から外れたようです

この辺りは医療経済の問題点もあるのでしょうけど、残念ですね

この遺伝子検査がFoundationOneに決まりました、と言うのがこの記事ですが、これは他にもたくさんの遺伝子を同時に検査しますので、乳がんの他の遺伝子異常もわかってきそうですね

偶然わかった遺伝子異常にどう対応するのか?

異常がわかっても使える薬があるのか?

参加できる臨床試験があるのか?

注意深く情報を集める事が重要ですね