みなさん、こんにちは。Shimanderです。
そろそろ、夕食が恋しくなってきました。。。
ですが、今回も張り切っていきますよ!
今回は、日銀の日本円2倍化計画に因んで、国とお金の量のお話をしていきたいと思います。
突然ですが皆さん、今自分の目の前に1つの天秤を思い浮かべてみてください。
片方のお皿には日本の経済、もう片方には日本のお金がすべて載っているとします。
現時点で、両者は同じ水平線で釣り合いの関係にあるものとします。
今、日本のお金の総量が2倍に増えました。
すると、日本経済と同じ高さにあった日本のお金の載ったお皿は、量が2倍になったことで重量も2倍になり、お金のお皿は少し下へ沈み込みます。
それによって、日本円の載ったお皿は、日本の経済が載ったお皿から離れてしまいました。
日本円の体積が、日本国の財布に入る限界を超えてしまい、財布の外に余ってしまったのです。
これがさらにもとの3倍、4倍と膨れ上がっていくと、それにつれてさらに多くのお金が使われることなく財布の外側に積み上がっていきます。
このとき、我が国の財布も相応して大きくなっていけば良いのですが、もしも財布の買い替えが追いつかず、使われることのないお金がどんどん増えていったとしたら。
お金がどんどん余ります。
そして、お金が余るとどういうことが起こるかというと・・・
お金の価値がどんどん減っていき、インフレ状態になります。
そして、お金が際限なく増えていくと、やがてどうなるかというと、こうなります。

子供が、山のようなマルク紙幣の束を積み木のようにして遊んでいるところです。
これは、ドイツで、物価がどこまでも上がり続ける「ハイパーインフレ」がおこったときの写真です。
第一次世界大戦で敗戦したドイツが、賠償金として1320億マルクの支払いを命じられたとき、ドイツはこの膨大な額の大金を支払えるだけの能力がありませんでした。
支払いを滞納するドイツにしびれを切らしたフランスやベルギーは、鉱工業で栄えていたドイツのルール地方を占拠しました。
そこで働いていた人々はストライキで対抗をしますが、それにより生産活動は低下。これが戦後の物不足でインフレが進んでいたドイツを直撃し、このような事態となってしまいました。
このように、どんどんお金を発行していくと、一時的な金回りは良くなるかもしれませんが、お金の価値はそれにつれて下がっていくのです。
これは日本も例外ではありません。景気刺激策として行われる紙幣増刷も、一歩間違えば戦後のドイツのようなハイパーインフレ状態を引き起こす元凶となってしまうかもしれないのです。
これからもまだまだ円安は続くでしょうが、このように見かけ上の数字である「価格」だけに注目してしまうと、一番大切な「価値」という本質を見失ってしまうことがありますので、注意が必要です。
今回の報告は、以上です。
最近では、アベノミクスや量的緩和策で世間は大いに盛り上がりを見せていますが、その裏側ではこのような危険性を孕んでいることを忘れてはいけません。
先が見えない時代だからこそ、自分で情報を仕入れ、自分の頭で出した答えを使って生きていかなければならないのです。
ではまた次回お会いしましょう。
次回もお楽しみに。