叩き上げで育ってきた人と、褒められて育ってきた人。
同じ言葉をかけても、受け取り方はまったく違います。
そして、その違いを理解しないままマネジメントすると、どれだけ相手の成長を願っていても、うまくいかないことがあります。
こんにちは。
チリョーマ株式会社 代表の島田風吹です。
私たちは、健康・美容領域に特化したマーケティング支援やSaaS事業を展開しています。また、健康メディア「Wakuheru」も運営しています。
今回は、私自身の失敗から学んだ「人の育て方」について、率直に書いてみようと思います。
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■怒られて当たり前の環境で育ってきた
私は元ボクサーで、いわゆる体育会系です。
これまで、褒められて伸ばしてもらったというより、怒られながら成長してきました。
厳しいことを言われるのは当たり前。
悔しい思いをするのも当たり前。
そこで落ち込むというより、
「何くそ、絶対に見返してやる」
と火がつき、結果を出すために行動するタイプでした。
スポーツでも、会社員時代でも、ほとんど同じです。
運が良かったのか、悪かったのか。
振り返ると、私はずっと“叩き上げ”の環境を歩いてきました。
もしかすると、自分自身も、厳しく叱られる環境のほうが成長できると考え、無意識にそうした場所へ飛び込んでいたのかもしれません。
■自分が育った方法では、人は育たなかった
ところが、自分が経営者となり、メンバーを育てる側に回ると、同じ方法ではうまくいきませんでした。
創業当初の私は、自分が育てられてきたように、若いメンバーにも厳しく接していました。
厳しく伝えれば、本気になってくれる。
悔しさをバネにして、成長してくれる。
そう信じていたからです。
しかし、現実は違いました。
思うようについてきてもらえず、結果として会社を辞めてしまったメンバーもいました。
もちろん、すべての原因が私のマネジメントにあったとは言い切れません。
それでも、相手のためだと思って伝えていた言葉が、相手を追い詰めていた可能性はあります。
これは、私にとって非常につらい経験でした。
そして、同時に大きな学びにもなりました。
自分が成長できた方法が、すべての人に通用するわけではない。
当たり前のことなのですが、当時の私は本当の意味で理解できていなかったのだと思います。
■それでも、リーダーは叱る必要がある
だからといって、リーダーが何も言わず、すべてを受け入れればよいわけではありません。
仕事である以上、成果に向き合う必要があります。
品質に問題があったり、納期が守られなかったりすれば、最終的にご迷惑をおかけするのはクライアントです。
クライアントから厳しい指摘を受ける段階まで問題を放置してしまえば、信頼を失います。
場合によっては、契約の終了や返金につながることもあります。
だからこそ、クライアントが怒る前に、社内のリーダーが問題を指摘しなければなりません。
私は今でも、必要な場面では叱るべきだと考えています。
ただし、大切なのは“叱るか、叱らないか”ではありません。
「どのように伝えるか」です。
■人格ではなく、課題に向き合う
たとえば、
「お前は全然ダメだ」
と頭ごなしに否定しても、相手は何を改善すればよいのか分かりません。
人格を否定されたように感じ、心を閉ざしてしまう人もいるでしょう。
伝えるべきなのは、その人自身への評価ではなく、起きている課題です。
「今回の仕事では、ここが課題だったと思います」
「この状態が続くと、クライアントや周囲のメンバーに、このような影響が出ます」
「自分では、今回の原因をどう考えていますか?」
「次に同じことを起こさないために、何を変えればよいでしょうか?」
このように事実と影響を整理し、相手と一緒に解決策を考える。
一方的に答えを押しつけるのではなく、本人にも自分の頭で考えてもらう。
こうした“寄り添いながら理解を促すマネジメント”が、非常に大切なのだと思います。
■厳しい言葉が、必ずしも成長につながるとは限らない
人によって、フィードバックへの反応は異なります。
強く言われることで火がつく人もいれば、自信を失って動けなくなる人もいます。
また、強いフィードバックを受けたときに、必要以上の対抗心が生まれ、素直に内容を受け止められなくなる人もいるでしょう。
これは、どちらが良い、悪いという話ではありません。
これまで育ってきた環境も違えば、価値観や性格も違います。
だからこそ、マネジメントする側が相手を理解し、伝え方を変える必要があります。
全員に同じ言葉をかけることが平等なのではなく、一人ひとりが前に進めるように伝えること。
それが、本当の意味で相手に向き合うことなのかもしれません。
■私自身も、まだまだ成長の途中です
ここまで偉そうに書いてきましたが、私自身、できていないことはたくさんあります。
叩き上げの環境で育ってきたからこそ、厳しく言われることが苦手な人や、褒められることで力を発揮する人の気持ちを、完全には理解できていない部分もあります。
「なぜ、これくらいで落ち込むのだろう」
「悔しいなら、結果で見返せばいいのに」
そう思ってしまう瞬間が、今でもゼロではありません。
しかし、経営者やリーダーの仕事は、自分の価値観に相手を無理やり合わせることではありません。
相手の特徴を理解し、その人が力を発揮できる関わり方を考えること。
この記事を書きながら、私自身も改めて精進していかなければならないと感じました。
■壁にぶつかりながら、一緒に成長できる会社へ
チリョーマ株式会社では、一人ひとりがさまざまな壁にぶつかりながらも、マーケターとして成長できる環境をつくっています。
決して、何をしても褒められるだけの環境ではありません。
仕事である以上、成果やクライアントへの責任には真剣に向き合います。
一方で、ただ怒られて終わる会社にもしたくありません。
なぜうまくいかなかったのか。
次はどうすれば、もっと良くなるのか。
一緒に考え、試し、改善を重ねていく。
その過程を通して、未経験からでも結果を出せるマーケターへ成長してほしいと考えています。
私たち自身も、まだ完成された会社ではありません。
だからこそ、会社と一緒に成長していく面白さがあります。
健康・美容業界のマーケティングに興味がある方。
未経験からマーケターを目指したい方。
厳しさから逃げるのではなく、適切なフォローを受けながら成長したい方。
少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひチリョーマ株式会社のことを覗いてみてください。
チリョーマ株式会社
https://chiryo-ma.co.jp
採用情報
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健康メディア「Wakuheru」
https://note.com/wakuheru
叱ることと、寄り添うこと。
この二つは、決して反対のものではありません。
相手の成長に本気で向き合うからこそ、必要なことを伝え、その後の成長まで支える。
そんな組織を、これからもつくっていきたいと思います。
それでは、また。