関東で大雪が降った日。

 

第3ラウンドのコングが鳴り響く。

 

 

 

 

ちびさん2歳8ヶ月。

 

 

 

 

「今日、お迎えの時間

 

雪降っていたらレインコート着ようね。

 

 

 

黄色い恐竜のと

 

ピンクのアンパンマンどっちがいい?」

 

 

 

と差し出して選ぶよう促す。

 

 

 

「アンパンマン!!」と勢いよく選択。

 

 

 

そして

「ボタンある服?」

 

と、すかさず質問するちびさん。

 

 

 

「はい、出発するよ〜〜」とスルーする私。

 

 

 

 

夕刻、雪が降り積もってきた。

 

 

 

その日のお迎え担当は夫さん。

 

 

 

レインコートを着るとなって

 

「ボタンある!いや!」

 

 

ってなったのだけど

見せた瞬間に

 

教室の他の園児たちが

 

 

「いいなあ!アンパンマンだ!!」

 

って食いついてくれて

 

 

誇らしげに着てくれたのだそう。

 

 

 

アンパンマンは

 

 

困っているとあらば

 

大人も子どもも分け隔てなく

助けてくれるのだな。

 

 

 

ありがたや。